たつやが住む福井県鯖江市には1500年の歴史を持つ越前漆器があります。
仕事柄、職人さんや漆器店や組合会社の方とお会いする機会が多く、
今はカタログ製作の特集ページの企画をしています。
株式会社aeru代表の矢島里佳さんが越前漆器の職人さんと出会う!
という企画を立案し、その撮影を行いました。
矢島さんとは2年前の鯖江市地域活性化プランコンテストで出会いました。
当時、彼女は慶応大学大学院の学生さんでした。
鯖江市地域活性化プランコンテストとは・・・
「鯖江市地域活性化プランコンテスト 市長をやりませんか?
- Be a Mayor of Sabae City - 」
全国の大学生に参加を募り、書類や電話面接といった選考を通過した
24名の学生が鯖江に集結し2泊3日の合宿を行います。
3名1組でチームを組み、市長の講義や市内各地の聞き込み調査を行いながら、
鯖江をより良い街にするためのプランを考え、
最終日には市中心地にある誠照寺にて、
市長・商工会議所会頭・地元企業の社長・市民の前で
プレゼンテーションを行い、プランを競い合うものです。
これまで、めがねギネスやさばえブランド大使(さば男・さば子)など
いくつものプランが実現しました。
運営は、鯖江商店街の有志や地元学生(学生団体with)、
市職員などで組織される実行委員会が行っています。
2008年から毎年開催されています。
矢島里佳さんは2011年のこのコンテストに慶応大学大学院在学中に参加し、
発表した『さばえブランド大使(さば男・さば子)』が見事、最優秀賞となりました。
たつやも地域活性化プランコンテストには立ち上げからお手伝いをさせてもらっていて、
たまたま矢島さんのグループの応援をしていたことから、ご縁がつながりました。
その後、矢島さんは現役学生でありながら、株式会社aeruを立ち上げました。
aeruは日本の伝統産業の製品を0歳から6歳までの赤ちゃんに対して商品化し、
世界に向けて発信し、販売することを目的としています。
今回は矢島さんが、越前漆器の産地である福井県鯖江市河和田地区の伝統工芸士、
塗師の畠中昭一さんの工房を訪ねました。
畠中さんはこの河和田の地で50年以上に渡って塗り専門で携わってきました。
以前は漆器の制作工程の塗りの部分だけを担当して、
それを沈金や蒔絵師さんに渡して商品にするという形態をとっていて、
結果的に最終製品を見ることはほとんどなかったそうです。
ところが最近では塗りで最終製品にするものも増えてきたと言います。
塗りの作業は木地師さんが挽いたものに漆を塗っていく作業ですが、
塗りと砥ぎを20回以上繰り返すのだそうです。
最初、少し緊張されていた畠中さんでしたが、
矢島さんの伝統産業に対する思いや知識、
それに人懐っこい性格と明るい笑顔にすっかり打ち解けて、
終始笑いの絶えない楽しい時間となりました。
最後のツーショットはりかちゃん&しょうちゃんです。
「しょうちゃんって呼んでもいいですか?」
と笑顔で問いかけるりかちゃんには、イヤと言える訳がないようです^^
畠中さんには3人の息子さんがいて、
そのうち2人が今では畠中さんと一緒に塗りの仕事をするようになりました。
後継者不足は河和田でも深刻な問題ですが、
こういう話は私にとってもとてもうれしいことでした。
仕事としてこういうカタチで伝統産業や職人さんと出会えることは、
とても幸運なことです。
家業が印刷会社であったことに誇りを感じる瞬間でもあります。
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