その道中には鰻の名所がたくさんあって、
まっすぐに帰れそうにないと思っていた。
愛知県や岐阜県の鰻の名店なども脳裏を過ったが、
昔から鰻処で知られる浜松近辺で、何処か探そうと思った。
一旦高速道路を降りて、浜松市を目指した。
それこそ何十軒ものお店があるエリアだ。
いろんな情報を調べて、最終的に決めたのは浜松市南区にある
『かんたろう』というお店。
あまり客席数が多くて、大きなお店を避けて、
鰻通が集まるようなお店をチョイスした。
完全禁煙ということもうれしい。
ナビを頼りに浜松市内を走り、かんたろうに到着した。
もう少し街中にあるのかと思っていたが、
意外に郊外にかんたろうはあった。
駐車場に車を停めて、外に出た途端、いい香りが漂ってくる。
昔から鰻は煙で食わせというらしいが、
鰻好きとしては、この香りがたまらない!
売り切れになっていた・・・何て言うことには絶対になりたくないので、
夕方からの営業時間の早い時間に行った。
そのため、待つことなく店内に入る事が出来た。
天井には大きな凧が飾ってある。
それが照明の雰囲気を柔らかくしている。
目の前にはたつやと同世代のカップルがいて、
ちょうどうな重が運ばれて来たところだった。
恰幅のいい奥さまは優雅に鰻を口に運んでいる。
凝視してはいけないと思いつつも、ついついうな重には目が行く。
メニューの左側ページには特うな重4100円はスルーして、
うなぎ丼の大盛を頼んだ。(普通盛りで2500円)
待っている間に、次から次へとお客様が入って来て席につく。
持ち帰りのお客さんも時々入って来て、
かんたろうが人気店であることを証明していた。
そして運ばれてきたうなぎ丼!
大き目のうなぎは4切。
実にいい色艶で、見た目だけで美味しい鰻だということがわかる。
写真を撮る前に、とりあえず両手で丼を持って、
香りを嗅ぐという儀式?を執り行う。
あ〜、たまらん!めっちゃ美味しそうや〜
店内が暗いこともあって、
あまり鰻が良く撮れていないのが、申し訳ないくらいだ。
いっただきま〜す♪
ん〜、っ幸っせ〜♪ んま〜♪
どうして鰻ってこんなに美味しいのだろう。
それに同じような鰻を扱っているはずなのに、
お店によって全然味が変わってしまうのも不思議だ。
やっぱり焼きによって随分、変わるのだろう。
使う炭や火加減、専用団扇の使い方などに寄って、
その味が変わっていくのだろう。
いつも思うけど、丼の底が見えて来た頃に、
どうしてもっと味わって食べなかったのだろう
という自責の念にかられる。
DVDのように巻き戻して、最初っからやり直したい気持ちになる。
浜松の名店と呼ばれるだけあって、
かんたろうは旅の終わりを締め括るにふさわしい
美味しく幸せなひとときを過ごさせてもらった。
鰻はだんだん庶民の口から遠ざかって行くが、
やっぱり旅先では美味しいと言われるお店で食べたいと思っている。
かんたろう
静岡県浜松市南区飯田町616-2
053-464-6323
営業時間 11:00〜14:00
17:00〜20:00
定休日:月曜日、その他不定休
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