2013年05月27日

ヘレンプロジェクト(へしこ作りミッション)その3

昨年7月に動きだしたヘレンプロジェクト
誰かが書いたヘタクソ文字は、へしこと書いたつもりがヘレンと読まれたことから、
このプロジェクトが始まったのです。
詳しくは昨年のヘレンプロジェクトの様子をご覧くださいね。

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/279341610.html
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/281962483.html


南越前町(旧河野村)糠にある漁師さんが経営する民宿「さへえ」の南さんご夫妻指導の下、
昨年の7月に、自分たちで200本の国産の鯖を捌いて、塩漬けし、
一週間後に塩出し、糠と塩、米麹、たかのつめだけで味付けし、
暑い夏を越えて、一年ほど蔵の中でじっくり熟成させたのです。

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そして先日、念願の自分が作ったへしこが完成したのです。
一年かけてやっと食べられるへしこ。
一から手をかけたへしこなので、蔵出しの日は、朝からわくわくしていました。
一緒に漬けた仲間が十人ほど集まってきます。
中には県外の人もいて、わざわざこの日のために遠くからやってきました。

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蔵からフォークリフトに乗ってやってきた
我らが「ヘレンプロジェクト」のシールが眩しい桶?
さあ、いよいよオープンです。

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桶の表面には、いい感じで発酵しているようです。
糠が発酵した匂いが、漂って、期待感がぐっと盛り上がって来ました。
表面にはカビがありますが、コレで外部と遮断しているようにも思えます。
ちりとりを使って、表面の糠を取り除くと、
最後に蓋をした板が見えてきました。

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板を取ると、きれいな糠が見えました。
南さんは、長年の勘で、今回のへしこは出来が良さそうだと言います。
そりゃそうだ!だって皆で「美味しくな〜れ!」っていう念を入れたんだもん^^

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そうして一匹目を固まった糠の中から掘り出すと、
水で洗って、魚を出来を確かめます。
「ほら、この飴色が出来がいい証拠だ」と言いながら、
その場でへしこの刺身を切ってくれました。

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南さんが切っている間、その場を離れることが出来ずに、
横でわくわくしながら、待っていました。

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そして、ついに一年をかけたへしこを一切れ口に入れました。

んんんんんんんん!んまっ!
これめっちゃ美味しいわぁ


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使っている材料はもっともシンプルなものだけど、
一年をかけた発酵というマジックが、塩辛い鯖を、
旨味成分のアミノ酸がたっぷり詰まったへしこになったのです。

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南さんがおっしゃるには、糠の量をたっぷり入れることで、
かなりの量の塩を使ったにも関わらず、しょっぱさが柔らかくなっているとのことでした。
もううれしくてうれしくて、思わずスキップしてしまいそうです^^;

いつかへしこを作ってみたいと思ってから20年。
夢が実現してへしこ作りに着手したのが昨年の7月。
それから10ヶ月の月日を経て完成したたつやのへしこ、
一年に一度しか食べられない贅沢な自分が作ったへしこ、
もうどこのへしこより、これが美味しいです。

今回は30本作ったのですが、来年用は100本作りたいと思っています。

続く





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ラベル:へしこ 男の料理
posted by たつたつ・たつや at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | クッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする