たくさんのお店で、花嫁のれんと呼ばれる嫁入り道具が展示されています。
平成に入ってからのものもあれば、昭和のもの、大正のものまで、
いろんな時代の花嫁のれんが、店の中やショーウインドウに飾られ、
行き交う人の目を楽しませてくれます。
明るく絢爛豪華なデザインが施されているものもあれば、
お目出度い柄や色を使った日本の伝統的なデザインもあって、
古き良き伝統を感じて、なかなか興味深い催し物でした。
石川県は加賀友禅のふるさとなので、こうした風習が残っているのでしょう。
帰ってから調べてみると、花嫁のれんについて、こう記されていました。
幕末から明治にかけて加賀藩の領地である加賀・能登・越中に見られる庶民の風習である。
花嫁は嫁入りの際、玄関先で実家と婚家の水を半分ずつ混ぜて飲み干し、
実家の紋を入れた花嫁のれんを嫁ぎ先の仏間の入り口にかける。
婚家の仏前で手を合わせ「どうぞよろしくお願いします」とお参りしてから結婚式が始まる。
花嫁のれんの色や柄には時代ごとに流行り廃りがあり、麻や綿のものも見られるが、
多くは絹で加賀友禅の手法が用いられ、これもこの伝統技術が継承された一因といわれる。
一本杉を中心にゴールデンウィークをはさんで二週間ほど、
百数十枚の花嫁のれんが飾られ、花嫁道中も行われる。
全国でもここにしかないイベントとして、観光客の評判も高い。
特に祭期間中はたくさんの観光客が来ているので、
気軽にお店の中を見せてもらうことが出来ます。
歴史ある呉服屋さんや老舗の酒屋さんとかでは、
特に気品ある花嫁のれんが、展示されていたりいます。
通りには地元でタコヤキやをやってるというご家族が通りでお店を開いていました。
どう見ても、美味しそうなタコヤキなので、ちょっと一服です。
途中で見かけたお店に入ると、何と膨大な量の曼荼羅や仏画が展示してありました。
とにかく半端じゃないコレクションです。
こちらのご主人が集めたものだと思います。
何人かのグループで来られたご婦人たちに熱く語っていらっしゃいました。
「こん中のどれでも好きなの持ってって〜」
笑いながら、息子さんらしき人が、たつやに言いました。
お宝って、人によっては不要なモノだったりするんですよね・・・。
普段はご自宅という場所を祭り期間中だけカフェにしてるところもありました。
下からは、こどもたちの歓声が聞こえてきます。
やっぱり祭っていいな!
皆が集い旧交を温めたり、離れていた家族や親戚が集まって、過ごす数日間。
七尾の人たちは、青柏祭を心より愛し、誇りを持っていることを強く感じて、
そのエネルギッシュな幸せのお裾わけをたつやにも与えてもらえた一日となりました。
ありがとうございました。
少し間を置いて、落ち着いた七尾の町を再訪したいと思っています。
祝!2.000.000アクセス達成!!!
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