「あんた、五月の三、四、五に来んといかん、
七尾はデカ山が出るっちゃ〜」と言われた。
ん?デカ山
どうやら七尾の祭で、日本一大きな山車が出るのだそうだ。
家に帰ってから調べてみると、その祭を「青柏祭(せいはくさい)」と言うのだそうだ。
ゴールデンウィークは特に予定を入れていなかったので、
その祭に行こうと思った。
途中、観音水やジャンクアーティストさんとの出会いがあって、
予定よりも少し遅れて、七尾市内に入った。
さんざん、近くまでは車で行けないから、離れたところに停めて、
歩いていかなければならないと聞いていたが、
遅れたおかげ?か祭会場のすぐ近くにある
郵便局の駐車場にすんなり停めることが出来た。
カメラと財布を持って、うきうき気分で歩き始めた。
七尾市内の中心を流れるみそぎ川沿いの大通りにデカ山が三基並んでいるのが見えた。
わぁお!マジでかい!
ビルの4階建てはあろうかという見事な山車が並ぶ姿は、ただただ感動する。
そのうち山車が動き始めた。
以前、来た時に歩いた一本杉通りに一台の山車が入っていく。
直径2mもある大きな木製の車輪が四つ付いた四輪の山車が、
掛け声と共に、動き出す様は見た人にしか分からない壮観な景色だ。
この山車は、高さが12m、上部の幅が13m、重さは20t。
上に行くほど広がるカタチは北前船を模しているらしい。
一本杉通りは、この山車が通るために、電柱を高くして、
山車の運行の邪魔にならないように設置されている。
後半、たつやも府中町の山車を引っ張ることにした。
「皆さん、府中町の山を一緒に引っ張りましょう!
このチャンスを逃すと、もう来年までありません。
地元の人も、よその人も一緒になって引っ張りましょう!」
と呼びかけていたからだ。
確かにただ見学しているより、引っ張った方が断然楽しい!
祭は誰もが参加できるところに日本の伝統文化があると思っている。
綱引きで使うような、立派な綱が何本も取り付けられ、
地元のおじいちゃんから、観光で来た親子連れや、
若いカップルなどが、大勢で引っ張るのだ。
わっしょいわっしょいの掛け声と共に、
走り出した山車は結構早い!
だけど皆が笑顔になっている。
やっぱり祭っていいな〜。
観光客も受け入れてくれる懐の深さが青柏祭の魅力であり、
七尾の人たちにとってこの祭への誇りを感じた一日だった。
青柏祭は、石崎奉燈祭、七尾祇園祭、七尾港まつりとともに七尾四大祭のひとつである。
七尾市の大地主神社の例大祭として毎年5月3日から5日まで行われる。
名前の由来は、神饌を青柏の葉に盛って供える事からと言われている。
1983年(昭和58年)1月11日、青柏祭の曳山行事(せいはくさいのひきやまぎょうじ)
という名称で重要無形民俗文化財に指定された。
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