2012年02月26日

工芸空間フゾン×昼の部

加賀の方から教えてもらったフゾンは、
たつやの好きな感覚とこの空間があちこちにシンクロしていて、
とても居心地がいいだけでなく、
精神的に高められる場所のような気がした。

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フゾンが普通のカフェでなく、
ギャラリーを併設したギャラリーカフェでもあり、
またその場所でオーナーの山根さんは、
グラフィックデザインやウェブデザイン、
それにイベントや映像、音楽に至るまで、
様々な仕事をしている。

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フゾンのあるこの建物は、約130年前に建てられたもので、
かつては生地問屋を営んでいたそうだ。
入り口から4間ほどのエントランスには、
笏谷石(しゃくだにいし)が使われていて、
長い時間の中で、石は人の足によって磨り減っていた。
この石は福井市にある足羽山周辺で取れた石で、
北前船によって、日本中に運ばれて重宝したもので、
水に濡れると、より一層青みを帯びる美しい石だ。

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その奥にかつて囲炉裏があったであろう場所は、
天井が吹き抜けになっている。

右手にギャラリーとして使われる部屋があり、
そこが入り口となっていて、スリッパに履き替えて中に入る。
ちょうど今は写真展をやっていて、
このスペースでは昔の大聖寺の町並みを移したモノクロ写真が展示されていた。

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右手の引き戸を開けると、ギャラリースペースとカフェがある。
カウンターに座って、本日のきまぐれ珈琲(3種類の中から選ぶ)を頼んだ。

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こういう空間にいると、時間の流れがゆっくりで落ち着くのは、
やっぱり自分は日本人だからなのだろうか?
はたまたたつやが子どもの頃、住んでいた家が町屋だったからなのだろうか?
理屈じゃなくて、感覚でしか説明出来ないことって、
とても多いことに気がつく。
それはやっぱり五感を通して記憶に繋がっていると。

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磨り減った笏谷石の足の裏の感覚。
柱を触った時にひんやりした感触。
町屋独特の匂いと空気。
格子の中から見る外の風景。
印刷機の音。
台所に置いてあった漆塗りの木箱に入っていた水ようかんの味。。。


そんなたつやの子ども時代の原風景を、
この空間フゾンが五感を通して、脳にアプローチするのは
すごいことなのだと思った。

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加賀エリアには行きたくなる場所がどんどん増えてしまい、
その中で何処を選んで行くか!?迷うほどです。
今度は桜の咲く頃に、屋形船に乗って、大聖寺を堪能したいです。

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工芸空間FAISONS(フゾン)
石川県加賀市大聖寺山田町26
0761-75-7340
定休日:木曜日
営業時間10時〜19時




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ラベル:石川県 カフェ
posted by たつたつ・たつや at 11:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 店グルメ・カフェ・パン・スイーツ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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