たつやが共通して魅了されるのは、やはり新しいものではなく古いもの。
建築物でもやはり昔の建物に魅かれる。
例えば、小学校の木造校舎や古い西洋建築。
このブログでも滋賀県を中心に見て回ったヴォーリズ建築や、
旅先で出会った古い西洋建築や学校なども紹介している。

たつやが記憶しているだけでも
10年前には残っていた建物が、今は取り壊されてしまった・・・
という建築物は片手では足りない。
取り壊すのは一瞬だけど、もうそれを取り戻すことは出来ない。
だから何とかして保存していって欲しいものだが、
民間とすれば維持管理がかなり大変なことも理解できる。
そこで行政が関わっての保存となることが多いが、
近年の財政圧迫で、それもなかなか難しくなっているようだ。

さて、福井県内にもいくつか好きな建物があって、
敦賀市にある旧大和田銀行本店
現、敦賀市立博物館もそのひとつである。
実はこの写真を撮ったのは、だいぶ前のことだが、
なかなか紹介しきれずに、そのまま放置していた。
外観もさることながら、中の天井や柱などが
古い西洋建築の特徴的な作り方となっている。
漆喰を使った天井飾りはいろんなところで見てきてるが、
やはりここも職人の魂を込めた仕上がりとなっていた。

専門的知識がないのが残念だが、
建物を作る上で、設計する人も、それを作りあげる人にも、
プライドをかけた装飾やデザインに技を施す・・・
それは決して建築構造上、必要なものではないが、
あえてそういうところに
コダワリと細密さを盛り込んでいるように感じる。

明治終りから大正、昭和初期に至る西洋建築物は、
戦災や災害を乗り越え、誰かが大切にすることで
今に続いている。
これからもひとつでも多くの歴史ある建造物を
後世に残して行って欲しいと思う。

wikipediaより抜粋
大和田銀行は、1892年(明治25年)に、
敦賀の大商人であった大和田荘七によって設立。
1918年(大正7年)に株式会社組織に改組。
福井県内において福井銀行と並ぶ有力銀行として、
大阪市内にも支店を有し、大正7年には大阪のコール市場にも進出。
その後、大和田氏関係の銀行や嶺南地方の銀行を合併しながら拡大するも、
福井県全域で幅広く合併を繰り返した福井銀行との格差は拡大。
戦時下における一県一行政策に基づき、大蔵省、福井県は、
大和田銀行と福井銀行の新立合併を勧奨するも、
福井銀行が吸収合併を譲らず、
大和田銀行は1945年(昭和20年)10月
三和銀行に吸収合併される道を選び、歴史の幕を閉じた。
合併直後に敦賀市を除く福井県及び石川県内の旧大和田銀行店舗は、
福井銀行に営業譲渡された。
本店は、しばらくのあいだ三和銀行敦賀支店として存続したが、
その後同店は廃止となり、
結局福井銀行へ営業譲渡されることとなった。
一方大阪市内にあった2店舗ついては、
近隣店への統廃合を経て現在は、
三菱東京UFJ銀行として営業している。
敦賀市蓬莱町にある明治25年竣工の当行本店建物は
現在敦賀市立博物館別館として保存。
二代本店-昭和2年竣工の本店建物は、
京都の西陣会館、長崎の香港上海銀行とともに、
昭和初期を代表する建築物の一つ。
現在は敦賀市指定文化財に指定され、
敦賀市立博物館として活用されている。

沿革
1892年(明治25年)11月1日:福井県敦賀町で個人経営の形式で設立
(三和銀行史では明治27年7月設立)
1918年(大正7年)6月:株式会社に改組
1920年(大正9年)9月:大和田貯金銀行を合併
1936年(昭和11年)3月10日:敦賀二十五銀行を合併
1941年(昭和16年)3月:三方銀行を合併
1943年(昭和18年)12月1日:大和田貯蓄銀行を合併
1945年(昭和20年)10月1日:三和銀行に合併

敦賀市立博物館
福井県敦賀市相生町7−8
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(休日に当る場合はその翌日)
休日の翌日(日曜日に当る場合はその翌々日)
年末年始(12月28日〜翌年1月3日)
入館料:一般200円
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