2011年12月10日

杉原一平即興ライブ

前 壽則企画展『人生の受容 ―薄明の中に現れる本来の面目―』
先月の11月3日から13日まで鯖江市商工会議所美術館で開催されたが、
それに先駆けて、前日の11月2日にオープニングセレモニーが行われた。

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/234547224.html

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そのセレモニーの中で、前さんの個展に花を添えるということで、
ミュージシャンであり公立高校の教師でもある
杉原一平さんが、ピアノによる即興での演奏が行われた。

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たつやは今年の夏に友人が企画した
越前市のライブハウスでの朗読とピアノという
ライブイベントに出かけていって、
初めて杉原さんのピアノ演奏を聞いた。

彼の即興ライブは、その時に感じた何かを
具体的な音に変えて組み合わせていくという過程の連続で
ひとつに音楽になるのだろうが、
たつやにとって、それは初めて聞くのに何処か懐かしい、
それでいて心の奥底にまで染み渡るピアノのメロディだった。

杉原さんが、10年も前から東京コレクションで
ANREALAGEの音楽を担当している
ということはその後で知った。

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さて前さんと握手をして始まった即興演奏は、
その最初の音を前さんにピアノの鍵盤を叩いてもらい、
その音から始めた。
スローなテンポで始まるその曲は、切なさと雄大さと
そしてやはり何処か郷愁をさそうような美しいメロディが奏でられる。

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ピアノを中心に周りを取り囲んだお客さんは、
しんと静まりかえり耳を研ぎ澄ませて聞き入っている。
演奏が終わると盛大な拍手が一斉に送られた。

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会場にANREALAGEのコーナーが設置されていました。

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こんな素晴らしいアーティストが鯖江市内の高校にいて、
生徒たちが彼の感性を直接享受出来ること自体が驚くべきことだ。
そういう環境の中では、また新しいアーティストが育つのではないかと思ったりする。

「遥か晴る」
杉原氏が18歳の時に描き下ろした一曲。
ANREALAGEと杉原氏を繋げた名曲。




杉原一平
1977年9月25日生まれ、福井県出身。
福井県立武生高等学校、東京学芸大学音楽科卒。
2002年秋冬シーズンよりANREALAGEの音楽を担当する。
また、ショーにおけるピアノの生演奏も担当している。
2011年10月、10年にも及ぶANREALAGEとのコラボレーションの集大成として、
これまでのショーの音楽をピアノソロで収録した
CD「ANREALAGE SOUND‐遥か晴る‐」を発表する。


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今後の杉原さんの活躍が益々楽しみになってくる。






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posted by たつたつ・たつや at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート・ライブ・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

思い出のGRAND SEIKO

18年ほど前に武生の旧市内にビーナスという骨董屋があった。
足の悪い親父さんで骨董屋に有りがちな怪しい雰囲気はまったくなく、
人の良さそうな店主だった。

当時、たつやは時折覗いては昭和の駄菓子やモノや
柱時計などを探し出してきて値切って買っていたが、
ある日その親父さんから電話がかかってきた。
見て欲しい時計があると言う。
持ってきたのはその日の市で買ったという
金色の腕時計、SEIKOの最高峰ブランドのGRAND SEIKOだった。

写真00590.jpg

「これ、さっき〇万で買ったけど、◎万で買わんか?」
その金額は親父さんが市で買った金額に、
わずか一万円をプラスした金額でどうかと言った。
普段は絶対に買わないか?などとは言わない親父は続けてこう言った。

「これはたつやさんのカケや。この値段は普通のGRAND SEIKOの値段や、
ほやけど僕はちょっと重いと思うんや。もしかすると金側かもしれん。」


確かに親父さんが言う金額は安かった。
それに手にとってみるとそれはずっしりした感触だった。

「もらうわ」

親父さんはにやりと笑って、時計を開けてみようと言った。
工具を出してきて裏蓋を開けてみた。
0.750 それは紛れもなく18金のGRAND SEIKOだった。
金側とすればあまりにも安かったので、少し追い金をすると言うと、
親父さんは首を横に振って、
「さすがやの、カケに勝ったの」
といってお金を受取ろうとしなかった。

あのビーナスもあの親父さんも今はなくなってしまったが、
その時計は思い出と共に、今でも大切にしまってある。






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posted by たつたつ・たつや at 00:39| Comment(6) | TrackBack(0) | アンティーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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