帰る前にご挨拶したいのですが・・・。
メールをくれたのは、河和田アートキャンプに参加していた学生で、
京都精華大学の4年生のS樹だった。
彼とはほんの2週間ほど前に行った
河和田アートキャンプのひとつのワークショップで出会った学生さんで、
何故か最初に会った時から、何となく面白いヤツ?というインスピレーションがあった。
いつでもどこでも美味しい珈琲を飲めるセットを、
車に積んでいます^^
彼の携帯電話のガラス部分が割れているの見て、
知り合いでi-phoneの修理をしている人がいるので
聞いてあげようかと声をかけてみた。
たつやの友人でデータ復旧の会社MDSの田辺さんにお願いすると、
学生さん価格で快く引き受けてくれた。
彼を鯖江市内まで連れてきて、ガラス交換の修理を待つ間に
カンパネルラでいろんな話をした。
彼は服飾関係を専攻し、自分自身で洋服などを制作していると言った。
話を聞いていたかみさんが、いきなりS樹にこう言った。
「ね、布要らない?」
かみさんの実家は富山県高岡市で、
フルオーダーメイドの洋装店を数十年前からしている。
なので、実家に帰る度に高価な生地をもらって帰ってきていた。
バブルの頃には一着数十万円の洋服を作っていたこともあってか、
かなり上質で珍しい生地を使っていたようだ。
そんな生地が何十枚もうちに眠っていたのだ。
「持っていくなら全部、持っていってね!」
S樹の目の色がどんどん変わっていく。
かなり以前のものからあるので、今ではまったく見なくなった生地もあるし、
プリントではなく、織模様やエンボス加工されたものや、オーガンジーなど、
多種多様な生地があって、たつや自身も初めて見たものばかりだった。
「えっ!?ホ、ホントにもらってもいいんですか?」
「全部あげるから、私にワンピースを一枚お願いね!」
S樹が京都に帰る前に、半日福井を案内してあげようと思った。
河和田アートキャンプの一ヶ月間は、河和田から出ることもなく、
ずっと一軒の民家に80人近い学生が寝泊りして、
アート活動をしていたのだそうだ。
いろんな話をするうちに、S樹はたつやと似ている部分があることに気が付いた。
京都ではスーパーカブに乗っていて、
天気がいいとそのままふらふらと旅に出てしまったり、
その日の感性任せで一日を楽しむことが好きなのだそうだ。
ええ?これって50ccじゃない?
そうなんです田舎ではカブの二人乗りは常識です(嘘)
わざとボカシてます^^;
なので、たつやが好きなコースを適当に案内することにした。
越前海岸から三国まで走ったのだが、
最後の東尋坊だけは、S樹のリクエストで付き合うことにした。
この日はお天気も良く空気が澄んでいて、
一年でも何日もないだろうという美しい空と海が広がっていた。
「またいつでも遊びに来いよ!」
駅で見送った時、彼が最初に話してくれた言葉を思い出した。
人っていろんな人と出会って、input output を繰り返してる訳じゃないですか。
僕は最近はずっとinputばっかり続いていて、outputしていないんです。
だからどんどん溜まっていく・・・。
それがどんなカタチでoutputするのか自分でもどうなるかわからない。
それがとっても楽しみなんです。
S樹が京都に帰って、どんな風にoutputするのか、
今から、たつやもとっても楽しみにしている。
実はたつや、毎日短くて1時間、最近は2時間かけてブログを書いているんです。
だからお願い!って言う訳じゃないんですが、
応援クリックは面倒だけど多分2〜3秒くらいで出来ると思うんです。
ご苦労さ〜んって感じで押してもらえたらやっぱ、うれしいです。
いつもありがとうございます。
アナタ様の応援クリックがたつやのエネルギー源なんです
ココをちょちょっとクリックしてね(は〜と)
1814記事目