たつやはやっぱりカブトムシが一番好きで、
次にクワガタ、タマムシ、カミキリ、カナブン・・・
といった所謂、甲虫類が好きでした。
甲虫類以外にも蝶やトンボにも興味があって、
毎晩寝る前に昆虫図鑑を開きながら、
こんな虫たちに出会ってみたいと思っていました。
だけど小学生だったたつやにとってのフィールドは、
西山公園だったり、近所の山や川でした。
時には虫の先生だった藤田印刷の番頭さんに、
車で林の中に連れて行ってもらったこともありましたが、
見たことのある昆虫は限られていました。
たつやには漠然と憧れていたトンボが2種類いました。
ギンヤンマとウチワヤンマというトンボです。
ギンヤンマはたつやの父から聞いた話が忘れられませんでした。
父が子どもの頃には、夏休みには家の前の道に水を撒くと、
どこからともなくギンヤンマが何匹も飛来したのだそうです。
たつやにとって、ギンヤンマは滅多に見られるトンボではありませんでした。
池の畔を優雅に飛んでいる手の届かない存在のギンヤンマは、
遠くから眺めるだけの存在でしたが、
つい2年前にそのギンヤンマがたつやの目の前40cmの距離で、
可憐な梅花藻の花の横で産卵しているところに出くわしました。
あの時の感動は忘れることが出来ません。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/126481031.html
そしてつい先日、もう1種類の憧れの存在だった
ウチワヤンマに逢うことが出来ました。
湖沿いに車を停めて、カメラ片手に外に降りると、
やや大型のヤンマ系のトンボが飛んでいるのが見えました。
一匹が竹の筒に留まっています。
近づいてみると、な、なんとウチワヤンマではありませんか!
このトンボの特徴は尻尾の先にウチワのようなカタチの突起物があります。
他のトンボにはない特徴なので、すぐにわかりました。
望遠レンズで撮影して、拡大してみると間違いなくウチワヤンマです。
落ち着いてみると、周りにはたくさんのウチワヤンマがいたのです。
しかも交尾しているカップルも飛んでいます。
交尾しながら飛行し、雌は尻尾の先を水面下の藁状のものに、
卵を産み付けています。
見とれていると、二匹はさっと離れて空中ホバリングです。
雌だけが水の上で産卵し、雄は空中で待っています。
しばらくするとカップルは再度、合体します。
すごい体位で、空中を飛翔しています。
空を飛びながら、するって気持ちいいのだろうなぁ^^
一方、自分の縄張りで雌を待つ雄にとって、
自分に近づく別の雄は邪魔な存在に他なりません。
なので、近寄る雄に対しては、来るな!
とばかりに威嚇して、追い払います。
さて、この一枚の写真はかなり面白いものとなりました。
雌を待つウチワヤンマの雄のすぐ近くを、
交尾中のカップルが飛んできたのです。
ここで問題です!
果たして彼はこの後、どんな行動を取ったでしょう?
@カップルをうらやましそうに眺めていた。
A邪魔しては悪いとばかり別の場所に飛んでいった。
Bコラ!見せつけるなよ、とばかり追い払った。
C俺も混ぜてくれよ〜とカップルに近づいた。
Dあまりのシーンに出くわして、池に落ちた(笑)
答えは明日ね^^;
それにしても憧れていたトンボに40年以上の時を経て逢える・・・
たつやが子どもの頃に当たり前に見ていた昆虫類も、
今ではなかなか見ることが出来なくなっています。
それくらい環境が激変しているのでしょう。
それでもこうして夢が叶うのも、
このふるさと福井の自然の豊かさだと本当にうれしくなります。
ウチワヤンマ
昆虫綱トンボ目サナエトンボ科に属する昆虫。
本州ではこの科のうちもっとも大形(体長約80ミリメートル)の種類。
雄の第8腹節には左右に半円形の葉片がついている(雌は葉片が小さい)。
青森県から鹿児島県まで平地の池沼あるいは湖にみられる。
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