2011年03月18日

おふだの活版印刷

いつも『たつやの感性見聞録』を見ていただき、
本当にありがとうございます。
毎日、こんな状況の中でブログを書いていていいのか!?
と自問自答する日が続いています。
ですが、たつやの存在意義の中に
このブログは大きな割合を占めていて、
やめてしまうことよりも、続けていくことの方がいいと判断しました。
今まで同様、お気楽ブログに戻っていくと思いますが、
今後ともどうぞよろしくお願いします。



越前町にある歴史あるお寺さんが、
古い版木を当社に持ち込まれ、
印刷を頼んでいかれました。

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硬い木の手彫りの版木です。
いったいいつ頃のものかはわかりませんが、
相当古いことだけは間違いありません。
当社に60年間勤めている職人に聞いたところ、
昭和よりもずっと古い時代のものかもしれないと言っていました。

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とりあえず水洗いをして、タワシでこすってみました。
これを版として活版印刷機にかけて印刷をするのです。
印刷する際にかなりの圧がかかるので、版木が大丈夫か心配しましたが、
何の問題もなく印刷することが出来ました。
ただ、文字によっては磨り減っている箇所にありました。

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もうひとつは新しい(と言っても20年以上前)版も持ち込まれました。
こちらは亜鉛版といわれるモノで、
メタルベースという活版印刷の土台となるものに
両面テープで貼り付けて版にします。
普段はミシンやナンバーを入れる機械として使っているのですが、
久しぶりにインクを練って、実際に印刷をしました。

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和紙に印刷するのですが、
活版印刷ならではの、風合いがあります。
凸版なので、押しがかかって和紙の表面が少し凹んでいます。
ベタ(例えば真っ黒な部分が大きい場所)を印刷するには、
インクの量や押しの具合など職人の技が必要です。
きれいに塗りつぶすにはインキを厚めに盛るのですが、
それだと乾かなかたったりして、汚れの原因にもなります。
しかしながら、活版印刷ならではのベタの印刷具合がいいと、
都会のデザイナーやクリエーターたちが活版を見直しています。

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古くて効率が悪くて、デジタルとは正反対にある活版印刷ですが、
できるだけ当社としても活用していければと思います。

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今日、米寿のお祝いをされるという方が、
そのお祝いをするのをやめて、
義援金として110万円を鯖江市に持ってこられたそうです。
3月13日から始まった鯖江市で一括して送る義援金は、
今日3月18日現在で5.865.527円となりました。

不謹慎と思われたら申し訳ないのですが、
たつやの叔父の家が今現在空いています。
多少古いですが住むには十分な広さだと思います。
ただこちらに来ただけで、仕事がなくては大変だと思います。
たまたま当社ではオフセット印刷機オペレーターを募集しているので、
被災地の方で疎開を希望している印刷経験者がいらっしゃれば
ご家族で来ていただいても受け入れが可能だと思います。
これから具体的に動いていこうと思っています。

〜創業明治36年〜 合資会社 藤田印刷所






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ラベル:藤田印刷所
posted by たつたつ・たつや at 22:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 印刷関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする