すごいインパクトのお店に出くわした。
今まで何度も長浜を訪れているのに知らないお店だった。
看板のインパクトがドカンと来た。
『本家堅ボーロ本舗 八幡町 清水ボーロ本店』
歴史を感じさせる大きな看板だ。
この手の看板は古い酒屋さんとかでは見たことがあるが・・・。
いったいココは?堅ボーロとは???
昭和を通り越して、明治の香りさえしそうなこの店、
入らないわけにはいかないと、覗いてみることにした。
他にも2人組のお客さんがいたので、割と気軽に入ることが出来た。
近江名物堅ボーロ
どうやら小麦粉をベースに生姜と砂糖で焼いたお菓子らしい。
試食品があったのでいただくことにした。
お店のおかみさんが
「堅いから気をつけてくださいね」
と声をかけてくれた。
あ、ハイ
ん?ホントに堅いわ
じっくりなめて柔らかくなったら噛んで食べるお菓子なのだ。
素朴で生姜が効いていてなかなか美味しい。
一袋が525円というリーズナブルな価格。
店内には歴史を感じさせる昔の缶や表彰状、
それに何と日清戦争・日露戦争・太平洋戦争中に
このボーロが前線の兵士への慰問袋に入れられ、
送られたというエピソードの資料が置かれていた。
戦争という過酷な環境の中でこのボーロが、
どれくらいその方たちへの力になったか想像するだけで、
胸が熱くなる想いだった。
岩雄さんが作った堅ボーロはもっと堅かった?
創業は明治27年という老舗だった。
日清戦争や日露戦争の兵士に送られたのも納得だ。
今も当時と同じように無添加無着色で、
手作りしているのだそうだ。
120年同じ味を作り続けること自体、驚異的かもしれない。
これからもずっと地元の人に愛され、
全国のファンに支えられて、
堅ボーロを販売して欲しいと素直に思った。
会計時に堅ボーロ代525円と小さなボーロ100円の
合計625円を支払った後に、
おかみさんが、
「これ期限はありませんから次回お使いくださいね」
と言って差し出したのは、500円券だった。
申し訳ない気もしたが、
これは素直に次回の楽しみにしたいと思っている。
いろいろとお店のおかみさんと話をしていたら、
出身は芦原とのこと。
結婚してこの地に嫁いで来たのだとか。
多少のご縁も感じつつ、お店を後にした。
元祖堅ボーロ本舗
滋賀県長浜市朝日町3-16
TEL (0749)62-1650
明治27年創業
営業時間 8:00〜19:00
定休日 なし
http://www.katabo-ro.com/index.html
※看板は本家堅ボーロ本舗となっていましたが、
正式店名は元祖堅ボーロ本舗らしくその店名で記載しました。
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