どこかに行きたくて仕方なくなった。
たつやの場合、しばらく何処にも行かないと旅の虫がムズムズ動き出してくる。
人様に『旅は旅をしようと思った時から始まる』などと偉そうなことを言いながら、
漠然と知らない土地へ行ってみたくなった。
日帰りの気ままな一人旅なのであまり土地勘のない場所を、
と考えて京都府北部を旅してみようと決めた。

インターネットの地図を見ながら、
小浜西から舞鶴若狭自動車道に乗って
綾部市から福知山へ行って宮津から舞鶴と言ったコースを描いてみる。
後はその場での出会いや感性を大事にして
いつもの行き当たりばったりの旅でいい。

しかしながら綾部にはしばらく会っていない友人がいる。
数年前に鯖江のそば店「だいこん舎」にて働いていた健ちゃんだ。
確か綾部で出張そば打ちとか農業とかしてるはずだ。
久しぶりに電話をかけてみると元気そうな声が返ってきた。
再会を約束し健ちゃんお勧めのそば店で待ち合わせをすることにした。

たつやは朝早めに鯖江を出発し、
途中小浜線の小さな駅で久しぶりに鉄ちゃん気分で電車の写真を撮ったり、
朝のマクドナルドで珈琲を買ったりしながら小浜まで向かった。
小浜西からはETC無料の舞鶴若狭自動車道に乗って綾部を目指した。
思った以上に綾部は近くて、インターを降りたのは、
健ちゃんとの待ち合わせまで1時間ほどだった。

とりあえず綾部市の中心部に向かう。
町に入る手前に古い橋があってその川がとてもきれいだった。
堤防沿いの道を左に曲がると河川敷が美しい公園になっていた。

車を停めて川の方に歩いていくと、歌声が聞こえてきた。
声のする方向を見るとちょうど橋の真下で高校生が合唱の練習をしていた。
おそらくクラス対抗の合唱大会に向けて休日返上で練習しているのだろう。
指揮をしている子と何人か女学生がこちらを見てペコっと頭をさげてくれた。
そのうち担任の先生?が差し入れを持ってやってきた。

そうかぁ、堤防の上にたくさんの自転車があったのは彼らのなんだね^^

そんな風景を微笑ましく眺めていると、
今度は反対側にある大きな木の下にひとりの男の人が散歩にやってくる姿を見つけた。
ゆっくりその木に向かって歩いてくると、
やがて木の下で川を眺めはじめた。

あ〜とっても絵になる風景だなぁ。
こんな風に偶然一休みした場所で
何度こんなシャッターチャンスをもらっただろう。

旅が楽しいと思えるひとつにはカメラを持つたつやにとって、
こんな瞬間が訪れることに他ならない。
まだ始まったばかりの綾部の町。
素敵な予感が通り過ぎた。

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