2010年08月17日

名張の町散策

路地好きのたつやが、ちょっと躊躇してしまうような狭い路地があった。
吉野屋豆腐店の親父さんが教えてくれた狭い路地は『ひやわい』と呼ばれ、
人ひとりやっと通れるような狭い路地だ。
もし自転車があっちとこっちから入れば、
2台すれ違うことすらできない感じだった。

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吉野屋豆腐店の前の道を歩くと間もなく、
左右が大きな屋敷が立つ真ん中のひやわいを歩くことができる。
暑い日だったが、ココは風が抜けるのと、
日陰になるので、ちょっと涼しく気持ちがいい。
こういう道はもちろん歩きでしか味わえないし、
なぜか子どもの頃のわくわく感が甦ってくるから不思議だ。

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ひやわいを抜けて、ぶらぶら歩いてるうちに大きな木が見えた。
ちょっと涼が取れるかもしれないと行ってみると立派な神社だった。
そしてその神社のすぐ裏側が、藤堂高虎で有名な名張の藤堂家の屋敷だった。

城下町名張を語る上で欠くことが出来ないのが名張藤堂家邸跡です。
津藩藤堂家の一門で寛永13年(1636)から明治維新まで11代にわたり、
名張に居を構えた藤堂宮内家の屋敷跡です。
現在残されている屋敷は、宝永7年(1710)の名張大火で焼失した後に
再建された殿館の一部で「中奥」「祝間」「圍」などの
私的な生活を送る建物です。
この屋敷とともに、「豊臣秀吉朱印状」「鉄唐冠形兜・一の谷形兜」
「朱具足」「備前無銘刀」「藤堂高吉公一代記」「羽柴秀吉・丹羽長秀の書筒」
など学術的にも貴重な文化財が、平成3年に名張藤堂家から市に寄贈されており、
平成4年に保存修理事業が完了した屋敷とともに一般公開されています。

名張市役所ホームページより抜粋

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名張の町も古い商店街が残っているが、
やはり活気はあまりなく、シャッターが下りている通りが多い。
そんな中にも昔ながらの銭湯が何軒か見つけた。

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特に銭湯ファンという訳ではないが、
煙突のある風景が好きだし、
そういうお風呂が残っていること自体がちょっとうれしかったりする。
時間がたっぷりあれば、旅先で銭湯に入って、
地元のおじいさんとの会話が楽しかったりする。

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花火に行く女の子の浴衣姿もちらぼら見かける。
商店街の薬屋さんからは、NHKのラジオの音が流れる。
夏の日の昼下がりは、静かでのんびりした空気に包まれていた。

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posted by たつたつ・たつや at 20:16| 福井 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

吉野屋豆腐店@名張市

伊賀上野に行く前に、距離的には福井から遠いところにあるが、
名張市を訪れてみた。
この町にも特別目的があった訳ではないが、
行ったことのない町という理由程度のものだった。

とにかく暑い日で、炎天下を歩くのは、
町歩きの好きなたつやにとっても、かなりキツイ。
知らず知らずのうちに日陰を選んで歩いているし、
町中の小さな川に沿って歩いたりしている。

DSC_1399.jpg

歩き始めて1時間ほどたった時に、
小さな川沿いに、ちょっと風情のあるお店を見つけた。
最初は魚屋か、元食堂かな〜と思っていたが、
よくよく見れば、豆腐店だった。

DSC_1400.jpg

何しろ大豆製品は大好きなたつや。
それに昭和が好きなたつやにとっては、
この店はドンピシャ!という感じで、中を覗いてみた。

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中から人の良さそうな小柄なおじさんが出てきて、
豆腐の試食をしないか?と声をかけてくれた。
遠くから来たので、持って帰るのはちょっと・・・と言ったが、
おじさんは水の中から、一口大に切った木綿豆腐をくれた。

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一口食べて@@ うまい!
豆の味がしっかりしていて、名張も水のきれいな町なので、
こうした豆腐が美味しいのだろう。
店の中を見せていただいたが、
40年ほど前にタイムマシンに乗って遡ったのか?
と思うほどレトロな道具と内部だった。
しかしながら、清潔に使っていることも好感を持てた。

DSC_1389.jpg

あまりに美味しいので、保温容器をいただいて、
氷を詰めてもらい、買って帰ることにした。
しばらくでも涼しい方がいいと思い、
もうしばらく町歩きをする予定だったので、
帰りまで預かってもらうことにした。

帰り際にお店に寄ると、お疲れ様と言って、
豆乳をご馳走してもらった。

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吉野屋豆腐店。
ずっとこのままのお店で頑張って欲しいものです。
本当に美味しい豆腐でした。
近所の方は、鍋やボウルを持って買いに来るのでしょう。
豆腐もパック詰めしてありませんから^^

吉野屋豆腐店
三重県名張市中町353
0595-63-0891

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posted by たつたつ・たつや at 13:04| 福井 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする