2010年08月10日

昭和の店でカキ氷を

自分の誕生日前後になると、
夏休み前の楽しさを身体が覚えていて、
理屈でなく、魂からワクワクしてくるのは、
立派なおじさんになっても変わらない。

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ワクワクと同時に、どこかへ出かけたくなるのだが、
それも理屈ではなく、身体の奥底から湧いてくる感情なのだ。
そういう場合、ガマンするのは身体に悪い!
と自分勝手な判断をして、ぶらりと出かける。

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大抵、計画などを立てることはなく、
出かける方面だけを決めて家を出る。
そんな気楽なひとり旅なので、
目的なんかは持たない。

ひとり旅にいいところは、
自分の感性赴くままに行動が出来ること。
誰に気を使うことなく、許される時間は全部自由に使える。
お腹が空けば、自分の好きな店を探して、
その土地のモノをいただく。
どの路地を曲がるか、どの店に入るか、
なんて、決まったルールがある訳じゃなく、
自分のアンテナだけが頼りだ。

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だけど、そういう旅を繰り返していると、
不思議とアンテナの感度が上がったり、
知らない間に新しいアンテナが生えてきていたりするし、
頭の中の羅針盤は、いい加減のようでかなり正確になる。

そうして、いつもいつも旅先では、
いい出会いに恵まれている。


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先日、ふらりと三重県を訪れた。
目的なんて、今回もなし!
旅先で出会う景色や店や人があればそれが一番だ。

三重を選んだのは、距離的に近いことと、
近隣の石川・富山・滋賀・岐阜辺りはある程度行ったので、
あまり知らない三重にしたという感じ。

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どんな町なのかなんてまったく知らずに、
伊賀上野市を歩いてみた。
たつやの場合、どの町へ行っても駅を中心とした商店街や、
開発されていない昔ながらの面影を残す界隈を目指す。
大抵は週末に出歩くので、大きな声では言えないが、
銀行や役所といった公共の駐車場に車を停めて、
財布とカメラだけを持って歩き始める。

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今回もいきなり昭和の香りがプンプン漂う・・・
というか昭和そのものにタイムスリップしたかのようなお店で出くわした。
かぎやさんという和菓子のお店で、和菓子だけでなく店内にはところ狭しと
様々なお菓子類がガラスケースに入って売られている。

店のとなりの縁台に座ってカキ氷を食べてる親子がいたのは、
どうやらこの店で注文して、食べているようだ。
あまりに暑い日だったこともあって、
日頃は食べないカキ氷をたつやも頼んでみた。
選んだのは、『宇治金時』

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おお!超久しぶり
そういえばたつやが子どもの頃は、祖父がカキ氷が好きで、
近所の食堂から、よくカキ氷の出前を取っていたことを思い出した。
夏になると、オカモチにいくつものカキ氷が入って届いた。

やっぱりカキ氷はエアコンの効いた涼しいところじゃなくって、
こうして縁台に座って食べたりするのがいい!
一緒にカキ氷を頬張ってるだけで、
隣にいる人と話が出来るのも、いい。

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旅先の情報を前もってインターネットなどで調べても、
こういったお店が載っていることはほとんどないし、
あったとしても、もっと観光的だったり営業的な店だったりする。

たつやにとっては、こういうお店に出会えたことは、
もうそれだけで大当たりなのだ

まだまだ三重の旅は始まったばかりなのに^^

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ラベル:三重県 昭和の町
posted by たつたつ・たつや at 23:17| 福井 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする