たつやさん、この作品撮影して欲しいんです。
もう返ってこない作品だから。
ナナ・イロのみっちゃんこと岩堀路子さんが、
作ったカッパのジオラマ仕立ては、
フィギュアで有名な海洋堂会長の宮脇修氏
(現海洋堂ホビー館館長)が企画したカッパをモチーフとした
フィギュアや人形などのコンテストに応募するためのものでした。
たつやはみっちゃんが人形を作り始めた頃から、
ずっと作品を見てきて、また撮影をしてきて、
どんどん彼女の世界感が広がってきているのを感じています。
見ている人の心を自然に温かくしてくれるのが、
彼女の作る世界なのですが、
その中にいろんな物語が潜んでいるのです。
今回も撮影しながら、その細部のディティールの細かさに
感動すると同時に、
カッパと男の子が繰り広げる夏の一日を、
様々な角度から彼女の製作意図を見つけて、
知らないうちにニコニコしながらシャッターを切っていました。
そして『第二回かっぱ造形大賞』において、
この度見事に四万十町長賞を受賞しました。
作品名は『かっぱ小学校四万十川分校』です。
今日の福井新聞でも掲載されているので、
ご覧になった方も多いかと思いますが。
これは四万十町で7月中旬に行われた公開審査会で
来場者の投票により、四万十町長を決めるというもので、
みっちゃんの作品は三日間の投票総数約900票で、
その1割近い票を集め、みごと応募数475点の中で、
一位を獲得し、受賞しました。
実は昨年11月にたつやは高知に行ったのですが、
それは『高知旅づくりコンテスト』に応募するためでした。
その2泊3日で行った高知で2日目に小さな集落、
四万十町打井川という場所へ、偶然たどり着いたのですが、
そこで不思議な体験をしたのです。
ブログに書くような内容ではないので、
自分の心の中にしまっておくべきこと!と理解し、
以来、ずっと封印をしたままでした。
ところがこのみっちゃんが受賞した四万十町長賞と、
海洋堂会長の宮脇さんと、たつやの不思議な体験が、
ココに来て、驚くべき繋がりになったのでした。
『かっぱ小学校四万十川分校』は四万十町に
永久展示されることになっていて、
みっちゃんファンとしては、皆で見に行きたいと話しています。
それは出来ればナナ・イロのライブを四万十町で開催し、
ライブと作品見学と四万十町を楽しむツアーになれば、
もう言うことありません。
みっちゃんがたつやが撮影した写真を使ってこんな動画を作りました。
最初に見た時は涙が流れてしまいました。
誰もが持ってた子どもの心、忘れてしまいそうな思い出・・・。
切なくも心の奥底から優しくなれる岩堀路子の世界です。
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