2010年07月25日

ヴォーリズ通り@近江今津

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
(William Merrell Vories、1880年10月28日 - 1964年5月7日)は、
アメリカ合衆国に生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家であり、
ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人として
メンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた実業家でもある。


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かれこれ10年近く前に近江八幡市を訪れた際に、
ヴォーリズのことを知った。
以来、彼が設計した大正後期〜昭和初期に作られた西洋建築を見て歩くうちに、
そのデザインの美しさにすっかり魅せられてしまった。

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以来、滋賀県内のヴォーリズ建築を見て歩く旅を、
今でも時々思い出しながら、訪ねている。
彼は教会関係や学校、大学や病院、郵便局、百貨店、
それに個人住宅など数多くの建築を手がけた。
しかしながら築90〜70年近く経っていて、
保存されなければ、残らない状況になっている。

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ちょっと前のことだが、高島市の近江今津を訪ねた。
辻川通りは、この小さなエリアにヴォーリズ建築が3軒も残っていることから、
別名『ヴォーリズ通り』という名前もついている。
旧今津郵便局、今津教会分堂、百三十三銀行(現在の滋賀銀行)今津支店の3棟。
郵便局は倉庫のようなカタチで使われていて、
保存状態はあまり良くないが、教会分堂は幼稚園として使われていて、
銀行は今津ヴォーリズ資料館をして、その姿を残している。

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大正12年に建てられた百三十三銀行今津支店。
今は資料館となっている。

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今回のミニトリップは目的があっての今津行きでしたが、
やっぱりこんな景色を見つけちゃいました。

夏の日差しの中を高校生がカキ氷の機械を酒屋さんから、
借りてきたようです。
かなりの重さみたいで、男の子ふたりが汗をかきながら運んでいます。
こういう風景の中に、夏を感じますね。


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旧今津郵便局はちゃんとした保存をしなければ、
朽ち果ててしまいそうで、ちょっと心配です。
個人での保存には限界があるので、行政の協力が必要だと感じました。

今津ヴォーリズ資料館
滋賀県高島市今津町今津175番地
0740-22-0981
開館時間:午前10時〜午後5時
休館日:月曜・12/28〜1/4

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posted by たつたつ・たつや at 23:47| 福井 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする