とりあえず旅先ではいつもそうするように駅前まで行った。
何処へ行っても駅を中心にして商店街がある。
規模は大きかったり小さかったり、
賑わっていたり閑散としていたりだが。
そしてそのエリアには、大抵裏通りに結構歴史のある飲食店街がある。
適当なところにクルマを停めて、何軒か目星をつけて歩く。
ここの寿司屋は旨そうだ、とか
昼はサービス営業してような一品料理屋などにも惹かれる。
こういう時間は何の苦もなく、いくらでも歩ける気がする。
そのうち一軒の居酒屋風のいさりびという店の前で足が止まった。
夜がメインの店でお昼も営業しているようで、
少なくともここで30年以上営業してる感じだ。
ココは間違いなし!という予感があった。
この辺りは穴子の産地で、せっかく赤穂まで来たのだから、
本場の穴子を食べてみたいと思っていた。
入口右手にメニューの一部が書いてある看板があって、
そこにはちゃんと焼あなご丼1200円と書いてあったことも
いさりびに入ることを後押ししてくれた。
さて店内は細長いカウンター席がメインで
メニューが短冊に書かれて壁に貼ってある。
焼あなご丼を注文した。
親父さんが串に刺したあなごを取り出して、
焼き器に入れ、熱源との距離を調整している。
数分後に取り出すとハケでタレを塗り再び焼き器にいれる。
そういうことを数回繰り返し色やテリ、香りを確認してから、
お重にご飯をよそい、あなごをハサミで切って盛り付けた。
おお!出来上がっていく行程を見ているので、
期待値はどんどん上がる。
「おまちどうさん」
わ〜お!食べる前からおいしいことはわかっていた。
知らない町を歩いて、自分の勘だけを信じて食べ物屋に入る・・・
ここ20年は外れていないという自信はある。
ギュッと身の締まった焼あなごと甘味を抑えたタレと、
ちょっと少なめのご飯と絡まって絶妙の味を醸し出している。
ウン、ウンとうなずきながら食べるたつやを見て、
店の親父さんが、何処から来たのかと訪ねた。
福井からだというと、福井は魚ドコロだろうという。
しかし魚自体が全然違う。
あなごは福井ではなかなか食べられない食材だ。
あまりの美味しさに、『カワハギの煮魚』
という短冊メニューを見て、追加注文。
たつやとしては、作ったカワハギの煮魚があって、
それを温めて出してくれるものと思っていたら。
奥から一匹のめちゃめちゃ大きなカワハギを出してきて、
おもむろにタマネギを刻み始めたのだ。
家庭で使うようなちょっと黄色がかったアルマイトの鍋を出してくると、
ダシを入れ、カワハギとタマネギを入れて火にかけた。
待つこと10分。
目の前に出されたカワハギの煮魚。
で、でかい!
お皿からはみ出していて、ユウに25cmはあるカワハギが、
ドンと出てきた。
身はしっかり付いていて、肝もたっぷり。
あっさり系の醤油ダシがこれまた絶品!
新鮮そのものだからまったく臭みがなく、
骨とエラ以外は全部いただいた。
ピザの有名店にはフラれたからこそ出会えた
絶品のあなご丼とカワハギの煮魚。
やっぱりたつやは転んでもタダでは起きませんわ^^
いさりび
兵庫県赤穂市加里屋駅前町39江崎ビル1階
0791-45-3688
営業時間:11時〜14時 17時〜21時
定休日:毎月第2、第4水曜日
娘の結婚を祝ってか沢山の方が応援してくださいました。
おかげさまで本当に久しぶりに福井でも北陸でもトップになりました。
ありがとうございます。
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