結婚して25年、一度もかみさんの実家の祭りに行ったことがなかった。
実家は富山県高岡市。
毎年5月1日に御車山祭(みくるまやままつり)が行われる。
高岡御車山は1588年(天正16年)太閤豊臣秀吉が、
後陽成(ごようぜい)天皇と正親町(おおぎまち)上皇を
聚楽第(じゅらくだい)に迎え奉るときに使用した
御所車を加賀藩初代藩主・前田利家公が拝領し、
二代藩主・前田利長公が1609年(慶長14年)に
高岡城を築くにあたり、
町民に与えられたのが始まりと伝えられている。
前日の夜に到着し、祭りの中心になる地区を下見を兼ねて歩いてみた。
夜の9時まではいくつかの地区の
御車山がライトアップされていたらしいが、
たつやが訪れた時間が遅かったため
残念ながらそれらを見ることはできなかった。
しかしながら市内はあちらこちらに注連縄が張り巡らされ、
各家々には幕が張られ、地区の名前入りの提灯が吊るされていて、
町は祭りの準備を整えて、静かな夜を迎えていた。
翌朝6時半には町に出た。
駅前から商店街、関山神社に至る通りにはズラリと屋台が並び、
いくつかの店は既に準備に取りかかっていた。
とりあえず駅まで歩き駅前のマンテンホテルのカウンターで
高岡の観光案内パンフレットと
御車山祭の山車の巡行チラシをもらい、祭り前の街歩きを始めた。
一番街通では山車の組み立てを
地区の人たち(すべて男性)が総出で行っていた。
それこそ若い衆から長老までが揃って山車を組み立てている。
中堅とおぼしき年齢の人が指示をして
それに従い順番に組み立ての部材を運び込んで、
だんだんカタチにしていく。
窓から組み立ての様子を伺う男の子や、
朝の掃除をしている近所のご婦人方も、
山車の組み立てを見守っている。
こうして祭りの準備は着々と進められていた。
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