たつやが初めて越前そばに魅せられたのは20代半ばのことだった。
当時、福井のおろしそばといえば、
今のような細麺は珍しく、太くて堅い麺が主流だったように思う。
ごつごつした力強い麺を噛みしめて、食べる味が気に入っていた。
それに辛味大根などもあまりなかったように記憶している。
もちろん辛い大根おろしを出すお店は何軒かあったのだが・・・。
最近の越前そばは、時代とともに太い麺から細い麺が増えて、
上品なそばを出す店が増えた。
たつやも細麺も好きだが、
時折あのごっつい太麺のおそばが食べたくなる。
そんな時には、今立の大福やココ、福井市郊外の宿布屋へ行く。
宿布屋(しくぬのや)は、農家を改造したような造りの
素朴なお店で、メニューはおろしそば一本500円。
このスタイルは25年前から変わらない。
薪ストーブに火が入り、上のヤカンから湯気が出ている。
午後の陽射しが差し込んで、ただでさえ静かな店内は、
田舎の静寂の中にあることを再認識する。
ここだけは時計がゆっくり流れている気がする不思議な空間。
いいね〜、こんなおろしそば。
もう少し出汁があるといいのだけどな。
ぶらりと一人で入って、おろしそばを2杯食べると、
福井にいる幸せを実感できる贅沢なひととき。
宿布屋
福井県福井市宿布町2-1-1
0776-41-1977
営業時間 11:00〜18:00
定休日 不定休
よろしければ応援の一票を^^;
北陸の人気blogランキングへ
ココをクリック
にほんブログ村
ココをクリック
福井情報の応援もよろしくです。
記事1306