長野県上田の旧市内に町屋を改装し、
大変雰囲気のあるパン屋に行ったことがある。
後にそのパン屋さんは日本で最も有名なお店のひとつ
ということを知るのだが・・・
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/106364184.html
小浜へは久しぶりに出かけた。
たつやにしては珍しくちゃんとした目的があった。
それはとある石窯パン屋さんを訪ねること。
小浜の旧市内にはたつやを刺激してくれるような
古い建物や町並みがたくさん残っている。
駅前の商店街の一角にクルマを停めてカメラ片手にゆっくり歩いた。
魚屋が並ぶ古いアーケード商店街やギャラリーを覗きながら。
小浜も戦災にあっていない所なので
歴史的な建物や古い町屋、町並みが残されている。
そのうち観光案内所に寄って、
そこにいた綺麗なお姉さんに聞いてみた。
「あの〜(う、綺麗な人)すいません、
この辺りに石窯でパンを焼いているパン屋さんってありますか?
(もっとここにいたいなぁ)
「あっ、こころのことですね、それでしたら八幡さまの目の前です。」
と言って、地図とお店の小さなチラシを渡してくれた。
八幡さまは小浜で最も大きな神社で、
その雰囲気は荘厳さえ感じさせてくれる。
こころの店内に入った瞬間に、
上田にあった『ルヴァン』というパン屋さんを思い出したのだった。
さて石窯パンの郷こころのディスプレイや
一階で好きなパンを買い、飲み物をオーダーして
二階の座敷でゆっくりすることが出来るシステムも
実にたつやの好きな世界にドンピシャなのだ。
訪ねたのが4時近くという時間だったため、
パンやケーキの種類は少なかったけど、
それでも古い木製の箱の中に並んでいる石焼パンは誇らしく見えた。
和菓子の型や古い秤や、
やはり古い日本家屋で使われていた建具や流し、家具類が
実におしゃれに使われている。
しかもそのどれもが主張し過ぎることなく、
さりげないのだが、じわ〜っと染みてくる。
珈琲と一階で選んだチーズ入りのパンをカットしてもらい
二階の座敷に運んでいただいた。
「素敵なお店ですね、
長野県の上田市内にあった
ルヴァンというお店と雰囲気がすごく似ているのですが・・・」
と声をかけるとちょっと驚いたような顔をされて、こう言った。
「実は設計士さんが同じなんです。」
その後、厨房にあるすごく立派な石窯
(スペインの職人さんが作ってくれたらしい)
を見せていただいたり、いろんなお話を聞かせていただいた。
薪は購入されているということで、
作業効率や金額的な面を含めていかに大変なことかは
容易に想像が出来る。
たつやもオママゴト程度ながら
薪でピザやパンを焼くことはあるので、
使う薪の量や温度を上げるまでの時間や手間がわかっている。
それらの過程だけでなく
パン生地を仕込んだりの型に入れたりなどの準備段階は
まだまだ大変な作業があって、ようやくココに並ぶのだ。
石窯パンの郷こころで焼かれたパンは
小麦本来が持つ旨味と力強さを感じさせてくれた一品だった。
一般のパン屋さんと比べて、
価格が若干高めという声も聞きましたが、
石窯に火を入れて、パンが焼けるまでの温度に上げるためには、
何束という薪を使います。
それに、その手間隙は半端じゃありません。
ましてやこころさんは薪はすべて良質の堅木のもの
を購入されているということなので、
いかにコストと手間暇がかかっているかがわかります。
ホンモノはある程度の金額でも当たり前だと思いますし、
何より安心して食べられる無添加のとても美味しいパンです。
石窯パンの郷 こころ
福井県小浜市小浜男山39番地2 (八幡神社前)
0770-53-0575
営業時間 [月〜土]10:00〜18:00
定休日 日曜日
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