裏側に大量に積んでいると、様々な生き物がやってくる。
しかしながら、今年はとても少ないように感じる。

いつもの年なら、いろんな種類の蜂がやってきて、
巣を作ったり、獲物を探しに来るのですが、
今年はアシナガバチさえ、あまり見かけません。
例年なら大抵、3〜5個はセグロアシナガバチの巣を
見かけることができるのに、今年はゼロです。

ミツバチ社会が崩壊して、
激減しているというニュースを聞きますが、
他の蜂にも影響があるのだと思います。
一説にはウイルス説とか
携帯電話の中継局の電磁波の影響とも
言われていますが、
いずれにせよ人間以外の生き物にとっては、
実に住みにくい環境になっているのかもしれません。
植物の大半が虫媒花で、虫がいないと受精ができません。
結局、そのしっぺ返しを食らうのは人間なのでしょうが・・・。
そういえば民主党が政権を取って、
二酸化炭素排出量を25%削減と謳っているのは
とてもいいことだと思うのですが、
高速道路無料化やガソリンの税金を見直す
などと言った政策はどう考えても矛盾しているように思えます。



さて薪に集まってくる蜂たちは次の世代のために、
せっせと巣作りに精を出しています。
オオハキリバチも直径10mmくらいの穴を巣にして、
中に花粉団子と卵を産むと入り口に蓋をして、
また次の巣作りに励みます。
観察していると、どうやら最初は穴の中の掃除。
それから穴の回りを、どこかで集めてきた樹脂と
自分の唾液を混ぜたもので、
コーティングしてから始めるようです。





最近になってオオハキリバチの数はかなり減って、
巣作りのシーズンは終わりを迎えようとしているようです。
しかしながら、どこから嗅ぎつけてくるのか不思議なのですが、
オオハキリバチに寄生する腹赤の悪いヤツがやってきます。
こいつがハラアカヤドリハキリバチです。
1週間ほど前は、1.2匹見る程度だったのが、
数日前には5.6匹がブンブン飛んでいます。
オオハキリバチの巣があることを知っているのです。
折角泥で固めた蓋を開けて中に入り込むと、
ちゃっかり自分の卵を産みつけて労働寄生するのです。



彼らが棲家にした薪は印をつけて、燃やさないようにします。
それでも知らずに燃やしてしまうことはあると思いますが、
一生懸命、子孫を残すために働いている姿を見てると、
気をつけようと思うようになりました。

写真は鱗翅目(りんしもく、蝶や蛾のこと)に寄生する
ヒメバチ科のアメバチの一種。
孵化したばかりなのか?
レンズを近づけてもまったく動きません。
彼らの仲間は寄主である鱗翅目の幼虫を見つけると、
お尻にある針で数箇所刺します。
それも神経系のみ麻痺させる場所だけに刺すのです。
そうすることで幼虫は新鮮なまま(生きたまま)
巣に連れて帰り、蜂の子どものエサとなるわけです。
蜂の仲間には寄生蜂と呼ばれる種類がかなりたくさんいます。
その特徴としては、色鮮やかだったり、
ちょっと見た目が派手だったりするのですよ。

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