

おおよそパン屋さんとは思えないネーミングだ。
大抵の人は店の名を言うと、えっ?っと聞き返す。
だけど一端覚えてしまえば、なかなかのネーミングだと思う。
店名は琥八(こはち)やたらカタカナを並べた耳慣れない名前より
よほど好感が持てる。
さて、そういう小さなパン屋さんが鯖江に出来たという話は
風の噂で聞いていたが、ようやく行く機会があった。

福井鉄道の神明駅から西へ進み信号ふたつ目を左折し、
すぐ右手にある。本当に小さなお店なので、
注意していないと見逃してしまう。

入り口を入ると正面のテーブルの上に
数種類のハード系のパンが並んでいる。
その右手に木製のガラスケースがあって、
ベーグルやチーズが入ったパン、あんパンなどが入っている。


夕方近い時間帯のためか品数は少なかったが、
ハード系の中から赤ワインとナッツとレーズン、イチジク
が入ったパンをハーフにカットしてもらった。
他に冷たいベーグルの中にチョコとバナナが入っているもの、
カマンベールチーズのパンを選んだ。

最近、鯖江にも若い人が食に対して強い思いを持って、
食べもの屋をする人が増えてきているように感じる。
大手には絶対にまねの出来ない手間隙かけた
美味しく安全な食べ物を提供してくれるこういうお店を、
地元の人が支えていかなければならないと思う。

店主の吉崎さんは、
一歳半になる子どもさんに自分で焼いたハード系のパンを
食べさせているのだそうだ。
余計な味をつけず、添加物を極端に減らし、
安心安全な食べ物を作っていきたいと言う。
添加物が入った柔らかくて甘いパンがこどもの食べるもの・・・
という間違った考えを持っている親がいることを
とても残念がっていた。


こじんまりしたアットホームな街のパン屋さん琥八。
まだまだ誕生してわずか3ヶ月の出来立てホヤホヤのお店だが、
また是非お邪魔したいパン屋である。

ぱん 琥八
福井県鯖江市三六町2-5-16小林ビル1F
0778-52-2390
営業時間
平日:8時30〜18時30分
土曜日:10時〜17時
定休日:日曜日
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