学校が終わってからの遊びは大抵が野球だった。
三角ベースと言われる一塁と三塁とホームしかない簡易野球で、
これなら人数が少なくても、それなりに試合になった。
ストライクはあったけどボールはなくて、
四球で塁に出ることはなくて、
好きなボールを打つだけの簡単ルール。
審判なんている訳もなく、アウトかセーフの微妙な判定も、
大抵は悪ガキの言う通りになった。
どう見てもアウトなのに、セーフと言うガキ大将には、
理不尽に感じながらも、仕方ない・・・という暗黙のルールもあった。
空き地はすべてが野球場で、狭い空間でボールを打つと、
近くの家に飛び込んで「ガッシャーン」とガラスの割れる音・・・。
しばらくすると、「コラーだれやっ」
逃げろ〜という声で一斉に蜘蛛の子を散らすように消えるのだが、
ボールの持ち主は、ボールを無くしたと親に言うともっと怒られる・・・
と、迷いに迷って、その雷オヤジの元に謝りに行って、
延々と怒られた末にようやくボールを返してもらった。
そういう雷オヤジはどこにでもいた。
他人に怒られることは当たり前だったし、
ガラスを割っても、ゲンコツひとつもらって、
泣いて謝れば、許してもらえた時代だった。
井上陽水の「もどり道」というレコード。
ここのいいところはそこにあるレコードを好きにかけて聞けること。
レコードの傷の音をプチッ プチッ プチッと規則的に拾う辺りも懐かしいです。
厚生年金会館小ホールでのライブで、録音は1973年4月14日でした。
写真はすべて三国昭和倉庫館にて。
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ラベル:昭和