武生市内にはアポニー、松原珈琲館、白鳥、ジュノンという喫茶店があって、
それまでのいわゆる甘味処と言われた店やお好み焼きや辺りとは
違う大人の雰囲気と魅力があった。
その中でも、たつやはジュノンという喫茶店が好きだった。
授業が終わって武生新の駅まで歩いて鯖江に帰るルートだったけど、
大抵は学校→友達の家で麻雀→武生新駅→自宅、
または学校→ジュノン→武生新駅→自宅というルートだった。
口うるさい母親には図書館で勉強してるといつも言っていた(^^;
そのジュノンは毎日日替わりで
普段は高いストレートコーヒーをサービス価格で出していた。
生意気にもノリタケのスタジオコレクションのカップを
マイカップとしてキープしてそのストレートコーヒーを飲んでいた。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/22302448.html
当時どれくらいそれらの珈琲の味がわかっていたのか、定かではないが…。
あっ、今になって思い出したがコーヒーチケットまで入れていたなぁ…。
ということはたつやの珈琲歴は33年にもなる。
そんなたつやに友人のAさんが半年ほど前に自家焙煎珈琲をプレゼントしてくれた。
あっさりすっきりした珈琲でどこで買ったかを聞いてみたところ、
鯖江市内で最近オープンした店ということだった。
いつか行ってみたいと思いながら、半年が過ぎ、
先日ようやくその自家焙煎珈琲のファルヴェさんを訪ねた。
ファルヴェは自宅の隣に併設された小さなお店で、
中に入ると珈琲のいい香りが漂う。
右手には大きなイタリアンレッドの焙煎機がある。
こういう実用マシンなのに、
色やカタチの細部のディティールまでこだわっている。
メーターの配置や可愛い蒸気機関車を彷彿させるカタチがぐっとくる。
名前が出ることはないのだろうが
才能溢れる隠れたインダストリアルデザイナーがいるのだろう。
たつやがお店を訪れた時は、オーナーは
生豆のハンドピックをしていた。
聞いてみると、世界各国から送られて来た豆には
不良品が混じっていて、それらを丁寧に取り除くのだそうだ。
長い船旅の間に、カビが生えたり発酵した豆、
虫食いの豆や、未成熟の豆をすべて目で見て判断し取り除いていく。
この手の豆が一粒でも混じると珈琲の味を悪くしてしまうのだそうだ。
まさに職人の仕事なのだ。
さてファルヴェでは珈琲の種類は20種類以上あり、
好みの珈琲を試飲することが出来る。
たつやは焙煎が深めで酸味の少ない味が好みなので、
それを伝えて2種類の珈琲をいただいた。
普段家ではがぶ飲みしてしまう珈琲も、
ワインや日本酒(飲めないけど)みたいに、
少しずつ口の中で味や香りを確かめながら飲んでみた。
ファルヴェの焙煎方法は半熱風焙煎という方法で行われ、
直火の焙煎に比べると比較的あっさりした味に仕上がっているようだ。
この焙煎方法の方がより豆の味を忠実に出してくれる。
たつやはこのうち、ケニアAA(深煎り)が気に入って購入した。
ファルヴェでは美味しい珈琲の入れ方も教えてくれるし、
おしゃれなコーヒーミルなども販売している。
鯖江にもこんなこだわりの珈琲屋さんがあったことも、うれしかったし、
素敵なオーナーさんがたつやのブログファンだったと言うこともハッピーでした
お店にお伺いしているところに
ファルヴェの看板娘?が帰ってきました^^
自家焙煎珈琲屋ファルヴェ
福井県鯖江市鳥羽1-5-12
0778-52-0126
営業時間:月〜金曜日/11:00〜19:00 土曜日/10:00〜18:00
定休日:木曜日(配達日)・日曜日
場所がちょっとわかりにくいので、ホームページで確認してね。
http://www.kaffee-farbe.com/
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ラベル:珈琲