ある程度まで進んで、そこから先がなかなか時間が取れなくて、
とうとう一月が終わってしまいました。
とは言え、まったく進んでいない訳ではなくて、
確実にオープンに向け、準備は整えられつつあることだけは事実です。


さて、たつやが所属している異業種の組合があるのですが、
その事務所はただ広いスペースに応接セットと、机があるだけで、
貧乏組合としては他の備品を買うことがなかなか出来ませんでした。
そんな折、事務員さんの親戚の方が
長年やってきた会社を閉じることになり、
事務用の備品等を譲り受けることになりました。

先日、びちょびちょ霙が降る寒い日に、
軽トラに乗ってその会社に行きました。
古いビルの中で、おばさんがひとりで掃除をしていました。
どうやらこの会社の奥さんなのでしょう。
確か翌日には、そのビルを取り壊しするという予定だったと思うのですが、
おばさんはその会社をきれいに掃除をしていました。


組合に運ぶ事務用の机やカウンター、書類入れなども
綺麗に掃除されていました。
きっとこれらの事務用品を入れた当時のことを思い出しながら、
雑巾をかけてくれたのではないでしょうか。
きっとたつやたちがいなかったら、
ひとりで泣いてしまうのだろう・・・。

一通り事務用品を車に積み終わった時に、
ビルの一階の奥の事務所の入り口に
木枠のガラスドアが目に入りました。
たつやはおばさんに
「このドアを一式譲っていただけませんか」と聞くと、
「どうぞどうぞ持って行ってください」と答えてくれました。

もしかするとカンパネルラの改装中の入り口に、
このドア一式がイメージ通りなのではないだろうか?
それにこのまま、ココにそのドアを置いて帰ったら、
翌日には産業廃棄物になるだけで、なにかしら寂しい気がしたのです。
40年ほど前に取り付けた手作りの木製ガラス戸でした。
木ネジもマイナスが使われていましたし、
おばさんの話からもその当時に作られたものだと確認できました。
ドライバーを使って、ネジをひとつひとつ外しました。
ドアは押しても引いても開くタイプの蝶番が付けられ、
ガラス戸は左右対称で同じものが2枚、
その上に、空気を入れ替える天窓が付いていました。

おばさんにお礼を言って、ビルを後にしました。
帰ってから、改装中の仕切り部分に合わせてみたら、
またこれがたつやのイメージにピッタリでした。
こうして捨てられる運命だったドアが、
カンパネルラでまた活躍することになりました。
お店がリニュアルオープンした暁には、
あの会社のおばさんをご招待して、
このドアを開けてお店の中でお茶して欲しいと思っています。

なんとか今月中にはオープンする予定で頑張ります。
昔の木造校舎みたいなイメージはあるのですが、
果してどうなることやら^^;
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ラベル:カンパネルラ