その後、谷峠を越えて白山市へ行った。
ちょっと集落の中を散策してみようと思い、
国道から旧道を入っていくと、右手にそばやを見つけた。
へー、こんな所にそばやがあるんだぁ
と思いながら、車で通り過ぎると、
看板や建物がなかなかいい感じで、
それに吸い寄せられるように、Uターンした。
そばやの名前は「花川」
どうやら自宅を改造して?そば屋をしているようだ。
奥に立派な蔵があったのだが、
後で聞いたところ、その蔵でそばを打っているらしい。
玄関で靴を脱いで、他人の家に遊びに来たような感じだ。
座敷二間が、お客さんが食べるスペースになっている。
メニューの中から、もりそばとかけそばを頼んだ。
しばらくすると小鉢にちょっとしたお通しが出される。
ひとつひとつ丁寧に作られているのが見てもわかる。
上品な甘味を感じる味付けで、これだけでそばにも期待が持てる。
最初にかけをいただいた。
ちょっと福井では見かけない細さのそばだ。
ダシは小鉢の味付け同様に、上品な味で、カツオ節や昆布が効いている。
ちょっと肌寒い日だったので、温かいそばがほっとさせる。
もりそばで出されて、そばの細さがよくわかった。
おそらくこのそばの細さならば、茹でる時間は20秒かそれ以下か?
時期的なことが影響しているのだろうが、そばの香りは少ない。
細麺ながら、そばの存在感はしっかりしている。
旨味のあるダシとやや甘めの醤油系を混ぜたツユは、
細麺をちょっと浸けて、ずずっとすすると美味しさが際立つ。
最後に小さなお椀にそば粥を出していただいたのですが、
これまた上品な味で、うれしいサプライズでした
最近は、ちょっと田舎道を走っていると、
手打ちそばのノボリや暖簾をよく見かけるようになった。
それだけ蕎麦を生業にしている人が増えたのだろう。
それはたつやみたいな旅人には歓迎すべきこと。
旅の楽しみが増えることになる。
そば処 花川
石川県白山市吉野ウ17
076-255-5007
定休日 木曜日
営業時間11:00〜17:00(売り切れ次第終了)
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またまたあの人がやってきましたぁ
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ラベル:石川県