2008年09月05日

おわら風の盆の艶(後編)

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八尾町は夜遅い時間から、町の人たちが、
自分たちの楽しみのために、町流しと呼ばれる
楽器の演奏者や歌い手、踊り手が町を流す風景が見られる。
とはいえ、多くの風の盆ファンが残っていて、
場合に寄っては、町の人たちの迷惑になることもある。
わずか10年足らずで、この町だけの祭りが大きく変化したという。
たつやも、風情をなくしてしまうかもしれない観光客のひとりとして、
必要最低限のマナーは守らなければならないと思った。

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地元の人だけでなく、観光客も加わって、最初は小さな輪が、
次第に大きくなっていった輪踊りも魅力のひとつ。
踊りの手本となる方が男女ひとりずつ台の上で踊ってくれる。
観光で来ている人も、和服姿が多く、
やっぱり風に吹かれる八尾の夜に、良く似合う。

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町だけでなく積み重ねた歴史や人そのものに艶を感じる八尾町だった。

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今回のわずか6時間弱の短いおわら風の盆体験でしたが、
底なし沼にも思える八尾の魔力の一片に触れたように思います。


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八尾から帰ってきた次の日に、たまたま銀行の方と話をしたら、
なんとその方は八尾町出身でした。
おわらバカという人は多いようです。
八尾から出て行きたくないために、嫁に行かない人とか、
場合によっては、出戻ってくる人もあるとか・・・。
出世を諦めて仕事を休んで八尾に通う人、
人生そのものを八尾に捧げた人・・・などなど


入り込んだら二度と出られない魂のふるさとなのかもしれません。

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ラベル:富山県 祭り
posted by たつたつ・たつや at 22:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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