だいこん舎(や)というそばやは、開店当初からたつやお気に入りの店で、
一時期は週に3〜4回通っていたこともある。
今でこそやり手の30代半ばの店主だけど、
開店当時はまだ20代半ばの
どちらかといえば細身の物書きといった雰囲気の青年だった。
しかしながら開店当初から、そばの味は際立っていたと思う。
京都の同志社大学を卒業した南氏は、
京都の有名店『實徳(みのり)』http://www.soba-minori.com/
で修行し、出身地である鯖江に帰って来た。
この實徳さんへはたつやも何度か行ったことがあるが、
信州戸隠流そばを何種類か食べてみて驚いた。
その味は本場を遥かに凌駕してしまうのではないか!?
という美味しさだった。
最近は京都へ行く機会がなくなって、
しばらくご無沙汰しているが、
絶対にこのブログでも紹介したいと思っている。
さて、だいこん舎ができて10年が経過し、
だいこん舎のそばは、年々進化を遂げている。
絶対に変えてはいけない原理原則を守りながら、
常に新しい味にチャレンジし続ける姿勢は尊敬に値すると思っている。
製粉所の粉だけでは飽き足らず、石臼を入れ自家製粉も取り入れ、
この店で選べる麺の種類は常に4種類あり、
おろしそばも数種類あって、その組み合わせによれば、
毎日違うおろしそばを食べてもゆうに3週間近くあるだろう。
また、そばに関することはどんなことを聞いても、
何一つ秘密にすることなく使っている原材料まで教えてくれる。
そんなだいこん舎は、時折、
店内で絵画や焼き物などの展示会をする。
目で見て楽しむことも出来るし、もちろん購入も可能だ。
今回開いているのは、奥能登・与呂見在住のアーティスト
村田啓子氏の藍染Tシャツと暖簾の展示会だ。
この季節には、涼しげな藍が心に沁みる。
今の時期のそばはあまりいい状態ではないだろうが、
相変わらずそばの香りと、食感を楽しませてくれる
うまいそばを食べさせてくれた。
またこの日出してくれた器が実にいい。
以前にも一度この皿でいただいたがその時も印象的だったので、
誰の作品か聞いて納得した。
旧武生市在住の若手陶芸家の堀仁憲さんの作品だったのだ。
こんな器で、うまいそばを食べさせてくれ、
いろんなアーティストと独自の交流を深める『だいこん舎』
この辺りが、この店の奥の深さなのだろうか。
だいこん舎 (だいこんや)
福井県鯖江市桜町2-5-10
0778-52-3520
定休日 月曜・第3日曜
営業時間 11:00〜17:00
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