もう見つからないであろう新種の生物が
アマゾン奥地で見つかったことに匹敵する、
と言えば大袈裟だろうか。
ある日武生の裏通りを走っていて気になる店を見つけた。
『洋食の○○川』唯一営業していることを
証明してくれるのが看板上の黄色の回転灯だ。
たまたまこの店の近所の印刷会社の社長に聞いてみたら、
あのご当地メニューのボルガライスがあるというのだ。
とは言え、自警隊で出前することが多く、
店には行ったことがないらしい。
ボルガライス・・・オムライスの上にトンカツが乗っている。
このメニューを置いてある店は、全国を探しても旧武生市内にしか存在しない。
たつやが知っている限り、Y・J・O・Iの4店だけだったが、
新たに5店目を発見したことになる。
先日、poptripさんのブログで
鯖江の入るのに勇気のいる店ナンバーワン「マーシン」
が紹介されていたこの店を西の横綱とすれば、
○○川は東の横綱という位置付けされる。
http://blog.goo.ne.jp/kaooden/e/50b2fc7de714db237bb0ed99b51ce03a
マーシン→http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/37867742.html
さて○○川へ行った。
ドアを開けるには、いろんな店を食べ歩いたたつやでも、
軽い深呼吸が必要だ。
カウンター8席、家庭のちゃぶ台がひとつ。
昭和40年代の雰囲気がプンプン香る店内はたつやにとっては嬉しい。
中ではおじさんが忙しそうにフライパンを振っていた。
他にお客さんがいないところを見れば、出前用のようだ。
オムライスや焼飯、ナポリタンあたりを次々に仕上げ、
おばさんがオカモチに入れて外へ消えて行った。
思った以上にたくさんのメニューがあったが、
今日はボルガライスを注文した。
オープンキッチンといえば聞こえがいいが、
カウンターからはおじさんが料理する様子を見ることが出来る。
何十年も使っているだろう大小の鉄のフライパンをいくつも使い、
手際良く料理を進める。
ケチャップライスもご飯を炒めるところから始まるし、
オムライスの上に乗せるトンカツも肉から切って、
小麦粉、玉子、パン粉を付けて揚げてくれる。
作り置きは一切なく、すべてのメニューは一皿一皿作られる。
そのため、多少時間はかかるが、
このドアを開ける勇気を持った人だけに与えられる
至福のメニューを食べることが出来るのだ。
常連さんに愛され、ずっと営業を続けてきた武生の小さな洋食の店。
常連さんのためにも店名は
一部伏せてご紹介したことをお許しください。
出前の注文がかかってくる黒電話(勿論現役バリバリです^^)
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