誠市では実行委員会に所属しているので、
毎回顔を出すのであるが、
きまって骨董屋を回って、何かしら買ってしまう。
ガラスモノに弱いたつやは、
高いものは買えないが、ちょっと古くて安価なものを、
気がつけば、ひとつかふたつは手にしている。
今日、ゲットしたのは昭和30年代全盛だったガラスペン2本だ。
随分前に京都に行ったときに工芸品としてのガラスペンを見て、
その機能性や美しさに驚いた記憶がある。
しかしながら、実際に筆記用具として使われていたガラスペンは、
リアルタイムの記憶はなく、会社の人たちがせいぜい金属のペン先に
インクを付けて書いていたことを覚えている。
たつやが中学の頃は、中学入学のお祝いが万年筆で、
高校入学のお祝いは腕時計というのが定番だった。
いつしかガラスペンは、ペン先に、そして万年筆に。
その万年筆も使う人は極端に少なくなり、
ボールペンやシャーペンに代用されてきた。
ガラスペンは、一度インクを付けると、
ハガキ一枚分くらいの文字は楽に書けるという。
今日、売ってくれた業者の人も同じことを言っていた。
半信半疑で、実際にモンブランのインクを付けて、
ノートに文字を書いてみた。
数行でかすれて、インクを補充しなければならないと
思っていたのに、ノートの最後まで文字を書き綴っても、
かすれることはなかった。
このモンブランのインクも以前誠市で買ったもの。
黒に近い濃い青が実にいい色なんです。
乳白色のガラスペンと、琥珀色のガラスペン。
どちらも、昭和の香りたっぷりのいい味を出している。
久しぶりに手紙を書くのも悪くないなぁ・・・。
ガラスペンとは、(ウィキペディアより抜粋)
つけペンの一種で、ガラス製のペンである。
1902年に日本の風鈴職人である佐々木定次郎によって考案された。
筆の穂先状のガラスの側面に溝があり、
そこにインクを補充することで
頻繁にインクを補充することなく筆記できる。
金属ペンとは異なり、あらゆる方向にペン先が走り
墨汁が利用できる等の利点があるが、
書き味は金属ペンに劣る。
かつては事務用として重宝されたが、
ボールペン等の登場により、
現在ではほとんど利用されていない。
ペン軸への接続はネジ込み式になっており、
専用のペン軸が必要。
ザ・ベストハウス123(フジテレビ系列)で
ガラスペンについて取り上げられたことがある。
番組内での実験によると、一度インクをつけると、
一般的な金属ペンは2mくらいだったのにたいし、
ガラスペンは20mを簡単に越える結果になった。
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ラベル:アンティーク