もう20年が経った。
その間に、ミニコミ誌でそばや特集をやったり、
そば関連の本を出版したり、
そば会を主催したり、またお呼ばれしたり、
そば道場に行ってみたり、
インターネットの越前そば掲示板に書き込みし、
そこで知り合った人と友だちになったり・・・
本当に様々な面で、たつやを育んでくれた。
何より、そば関係の友人知人がものすごく増えた。

そしてその幸せは、突然やってくる。
12月31日の大晦日に、元「八平」の店主葛西さんが
年越しそばとうどんを持って訪ねてくれた。
29日より50kg以上のそばを打ったらしい。
心を込めて打ったそばを、
わざわざ丸岡から鯖江まで届けてくれたというのが、
本当に幸せでありがたい。

茹でたてでいただいたそばは、
五臓六腑の汚れをきれいに洗い流すかのような、
繊細で、心に沁みる逸品だった。
そして夕方近くになって、
今度は、鯖江のそば友の飛坂さんが、
二種類のそばを持って訪ねてくれたのだ。

一種類は、丸岡産の新そば。
もう一種類が、橋詰製粉の県内産そば粉だった。
これまた実に美しいそばに仕上がっている。
比較して感想を、ということだったので、
両方を同じ条件で茹でていただくことにした。


丸岡産のそばは、ほんの少しグレーっぽい色で、
食べると口の中で、その存在感をアピールする。
若干、弾力のあるそばだ。
橋詰製粉さんのそばは、丸岡に比べ、色が薄く、
喉越しが良いそばに感じた。
どちらもそばの香り高く、
至福の大晦日年越し蕎麦パートUだった。

いつもこんなたつやを気に留めてくれる
たくさんの友人がいることを改めて感謝した
2007年の大晦日でした。
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ラベル:越前そば