
福井県の絹織物が一時期、
世界一の生産量を誇ったということは、
恥ずかしいことに福井県人のたつやは知らなかった。
昨年の6月頃から半年ほどをかけて、
福井県絹織物工業協同組合の50周年誌を
制作する仕事をさせていただいた。

同組合は昭和32年に設立され、
昨年で50年という半世紀の歴史を刻んだ。
組合設立以来、初めての記念誌だったこともあり、
設立当時のエピソードを聞くにも詳細を知っている人は
ほとんどが鬼籍の人となっていて、
現在の組合員さんのお父さんの時代なので、
書籍や資料を調べたり、取材に行ったりして、
少しづつまとめ、カタチになっていった。
何度も組合の役員の方との打ち合わせ、会員の方の座談会、
関係者を集めての思い出を語る会などを行い
12月上旬にようやく一冊の本(A4オールカラー64p)になった。


福井の絹織物の歴史については、
10年ほど前に繊維情報社の元記者、故前田幸夫氏が
詳細にまとめられていたものを元に加筆訂正した。
ジェットコースターのように上下する景気の波に左右され、
莫大な利益を産んだ時代も、
氷河期のように冷えきった時代も乗り越え、
福井県や国の財政さえも支えた福井の絹織物。
最盛期に比べれば生産量も会社数もかなり減っているが、
技術と品質と安心を兼ね備えた福井の絹織物が、
今後も存続、発展されることを心より祈念したい。


たつやのブログに書きたいと話したところ、
快諾いただき、さらに興味のある方がいらっしゃれば、
差し上げることもOKとのことでした。
福井県絹織物工業協同組合様のご好意で10冊いただきましたので、
ご興味のある方はお電話・FAX・メールにてお問い合わせください。
先着10名様に差し上げます。
郵送代金もこちらで負担いたします。
この仕事をさせていただいたことは、
たつや自身大変勉強になりました。
歴史や絹織物については勿論、
激動の時代を生き抜いてきた組合員メンバーの方々の
たゆまぬ努力や改革、
そして人知れぬ苦労や苦悩があっても
それらを乗り越える勇気や実行力に感心・感動しました。
50周年という機会に、縁あってこの仕事をさせていただいたことに
心より感謝したいと思います。
印刷屋冥利に尽きるお仕事でした。
ありがとうございます。
創業・明治36年(1903年)
合資会社 藤田印刷所
916-0057 福井県鯖江市有定町1-1-29
TEL.0778-51-2805 FAX.0778-52-8543
junchan.p@wt.ttn.ne.jp

50周年記念懇親会では、たつやがカメラマンをしました^^
芦原温泉・開花亭にて 2007.12

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