写真を撮ろうと、車を停め、外に出ると、
頭上でけたたましい鳥の泣き声が響いた。

この時期、雛を育てているケリの親鳥だ。
ケリはこの辺りだと田んぼや空き地に巣を作り、雛を育てる。
木の上とか、穴の中に巣を作る訳ではないため、
外敵に狙われやすい。
その為、営巣中は近くに人間や動物が来ると、
その注意を反らそうと、親鳥が大声で鳴いて、
注意を引いて、雛を守ろうとするのだ。

ケリ
チドリ目チドリ科
水田、畑、河原、干潟、草原などに生息している。
繁殖期は3月から7月。抱卵は3月初旬から中旬に始まり、
抱卵・ヒナ養育それぞれ約1ヶ月ほどかかる。
クラッチサイズは4卵で、時には3卵、稀に1卵〜5卵が確認される。
巣は水田内や畦などの地面に藁を敷き作る。
よって農作業による影響が著しく大きい。
繁殖期中は時にテリトリーを変えるなどして最大3回営巣を試みる。
甲高い声で鳴き、「キリッ、キリッ」、「ケリッ」、「ケケッ」
というふうに聞こえる。
この鳴き声からケリという名がついたといわれる。
ウィキペディアより

すぐ近くを北陸本線が走ります。
このカタチの雷鳥も、だんだん数が少なくなってきましたね。
田んぼを走る電車は、やっぱり絵になります。