2007年01月01日

平泉寺への初詣

2007年の正月は、3時半に起きて勝山の平泉寺へ向かった。
ブログでもリンクしている友人で気功の先生でもある春ちゃんに、
急遽お願いして、連れて行ってもらうことにした。

気温は氷点下3度
着いたのは午前4時半。
降り注ぐような星空だ。
空気が澄んでいるのと、明かりがほとんどないことで、
星が近くに見える。

一の鳥居をくぐり、拝殿までの道は、雪が積もり、
灯篭の灯されたろうそくの明かりだけの道を上がっていく。
雪を踏みしめる音しか聞こえない。

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拝殿に着くと、中が開かれ、村の人たちの神事が行われている。
ちょうど君が代を歌っている。
老若男女の声が響き、声明のようにも聞こえる。
君が代は2回繰り返された。

続いて、白寿を迎えられた方と米寿を迎えられた方への
お祝いがなされ、神主さんがお話をされた。

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『正直』に生きましょう

130年前にアメリカから日本に来た学者が、
当時の日本人の生活、その正直さにカルチャーショックを受けたらしい。
日本全国どこへいっても、家に鍵をかける習慣がない。
誰もが正直で、人を疑わず、助け合って生きていた。
それが、今の日本はどうだろう・・・
もう一度、あの頃の正直な日本人に戻らなければならない。

正直でいましょう
勤勉でありましょう
家族仲良くしましょう


拝殿の前の石段に立ってお話に耳を傾けた。

平泉寺は、こうして何百年もの間、
村の人によって守られていた神事や規律があるのだろう。
頭の下がる思いだ。

一般の参拝客はたつやたちの数人のみだったようだが、
縁あって、ここに来れたのは、本当にありがたいことだと思う。

山を降りる頃には、こんな気温でした。

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初詣から帰ってきて思ったこと、
今年のテーマは感謝です。

ありがとうの心をいつも持ち続けたいと思います。
ブログを見てくださっている方、ありがとうございます。
2007年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

たつや
posted by たつたつ・たつや at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元旦の風景

福井でも初日の出晴れが見えるかもしれない・・・
そんな天気予報が出ていた。

平泉寺からの帰りに、福井市郊外の田んぼで車を止めて、
朝焼けの東の空を見ていた。

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外に出ると、肌を刺すような冷たい空気が身体を包むが、
それが反って気持ちがいい。

田んぼには、波紋のような氷が張っていて、
それが綺麗に見える。

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日の出は、はっきりしたカタチで見ることはできなかったが、
朝のとした空気の中で迎えた元旦の朝は、心地よかった。

日の出が過ぎた頃、遮断機の音で、車を止めると、
ちょうど青森発大阪行きの寝台特急「日本海4号」
朝日の中を走り去っていった。

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初詣メンバーと別れて、ひとりで今立方面に向かい、
何枚か写真を撮った。

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新年、あけましておめでとうございます。

posted by たつたつ・たつや at 22:16| Comment(6) | TrackBack(0) | 自然や風景のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月03日

琵琶湖南下

滋賀が好きな訳はいくつかあるが、
琵琶湖の存在は大きいと思う。
湖沿いを走る湖岸道路を走っていると、
思わず車(またはバイク)を停めて、眺めたい景色に出会う。

正月の2日目は、カメラ片手に琵琶湖の東側を南下してみた。

8号線を走り琵琶湖が見えてすぐ左側にあった集落の中の道を
ゆっくり走っていたら、目の前を横切るものが・・・。

えっ!?サル!

それも、十数匹のサルが民家の柿をもいで、
道路を渡って、山の方へ帰ろうとしていた。
ひとり(一匹)で4つも5つも枝付きで抱えて。

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車を停めて、カメラを片手に出た時には、
彼らは藪の中に消えていってしまった。

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すぐ近くにあった神社にお参りに行こうと思い、
石段を登っていくと、ちょうど集落の方々の厄払いを行っていた。

正月に集落の神社に集まり、その年の無事を祈るということは、
平泉寺でも思ったが、何百年も前から続いていて、
これからも続いていかなければならない大切なことなのだと感じた。

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さらに南下すると、湖沿いにあるビオトープ
たくさんの水鳥が来ていて、とりわけ白鳥が多くいた。
しばらく観察していたら、急に向こう側からこっちに向かって飛び始めた。

結構大きくずんぐりむっくりの白鳥が飛び立つのは迫力がある。
羽音もバタバタと大きく、
飛び立ってもしばらくは上に上がらず(上がれず?)
水面すれすれを滑走し、やがて高度を上げていく。

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まさに飛行機が滑走路を走り、スピードが乗って上昇するのと同じだ。

まだ幼鳥がいるようで、子どもたちに飛び方を教えているようにも見えた。

滋賀へのミニトリップは毎回、楽しい発見があって、
今年もまた四季を通じて出かけてみたいと思っている。

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野の仏様も、日差しが暖かそうでした。
posted by たつたつ・たつや at 20:24| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月07日

天使のスープと魔法のサーモン

自分でトリガラや野菜、ハーブなどでスープを取るようになって、
その美味しさも大変さも奥深さも面白さも知ることができた。

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敦賀のブラ・ド・メールという小さなフレンチレストランについては、
以前のブログで紹介したことがあるが、その店が出すコンソメが凄い

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/24416490.html

とても文字や言葉では表すことが出来ないが、
そのコンソメを一口含んだとき出た言葉は
たつやもうちの家族も同じだった。

「なに、これ〜!」ハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)

今までに味わったことのない人を幸せにする味だった。
たつやは勝手に『天使のスープ』と呼んでいる。

暮れに大切なお客様へのその年のお歳暮に選んだが、
ブラ・ド・メールのコンソメとスモークサーモンのセット

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先日、店に買いに行った時にその秘密を見せていただいた。

スープは利尻島香深浜産の天然昆布をベースにしている。
しかも贅沢な量を使用し、九州産地鶏無農薬野菜
自家製ハーブなどでスープを取っていた。

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地鶏は細かくミンチにしてあり、かなりの量の昆布は
3cm角くらいに切ってある。
これまたたっぷりの野菜(セロリが多かったと記憶している)
たちによってとられていた。

これらによって出来たスープがこのコンソメだ。
短い時間での一番ダシがコンソメとなり、
再び火にかけて料理用のスープをとるとのことだった。

スモークサーモンは空輸されたニュージーランド産のキングサーモン
独自のハーブに漬け込み、林檎のチップでゆっくり冷燻したもの。
ほとんど生に近い食感と口の中いっぱいに広がる芳醇な香りがたまらない。
たつやは『魔法のスモークサーモン』と名づけた。

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このブラ・ド・メールの持ち帰りや取り寄せが出来るセット(もちろん単品も可)や、
店内で買うことができる数種類のパンやケーキも、抜群の味で、超おすすめわーい(嬉しい顔)

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パンは100円より ケーキ500円より スープ250ml・1000円
スモークサーモン100g・1000円
取り寄せは、電話かFAXでのみ受け付けている。

尚、写真掲載は、お店の方の了解を得ています。

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ブラ・ド・メール   

福井県敦賀市栄新町6の3
TEL・FAX0770−21−0643
ランチ午前11時半〜午後2時
ディナー午後6時半〜(要予約)
火曜定休
posted by たつたつ・たつや at 19:09| Comment(8) | TrackBack(0) | 店グルメ・伊&仏編(洋食含む) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

下駄箱リフォーム

カンパネルラの大ファンハートたち(複数ハート)と自らおっしゃってくださる
ありがたいお客様Hちゃんがいる。
今までにいくつのもアンティーク雑貨や
たつやの作った家具を注文してもらった。

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築30年の和風の家を少しずつリフォームして、
行く度ごとに、家の中が変わっている。
それも、本当に素敵なおうちに変わっていく。

キッチンのリフォームをしたのが8年前。
それ以来、時間を楽しむように改装し続けている。

今回は、玄関の収納(下駄箱)をリフォームして欲しいという
依頼を受け、収納の中身は、そのまま活かし、
扉や天板などを取り替えることにした。

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beforeバッド(下向き矢印)
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afterバッド(下向き矢印)
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和風照明を取り、アンティークのステンドグラスを飾り、
漆喰壁に塗りなおし、収納を変えると、まったくの別空間に変わった。

Hちゃんも大喜びでした揺れるハート

良かった良かったわーい(嬉しい顔)
posted by たつたつ・たつや at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | モノ作り・家具他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宿布屋(しくぬのや)

福井市から旧美山町までの158号線にトンネルが出来てからは、
たつやも旧道を通ることはほとんどなくなってしまった。

交通量も極端に少なくなり、のどかな田舎の道になっている。
美山に向かうトンネルのひとつ手前の信号を右に曲がり、
しばらくすると、左手に見落としてしまいそうなそばやがある。

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宿布屋(しくぬのや)

それこそ、20年ぶりにその店の暖簾をくぐった。
祝日の午後4時近く。
横開きの戸を開けると、店の奥から
「いらっしゃい」という声だけが聞こえた。
店内は、たつやひとり。
薪ストーブが赤々と燃えているだけで、
本当に静かな空間だ。

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古民家風の店内は、輪切りにした大木のテーブルが置かれ、
壁にはこどもが描いた絵や、アンティークな柱時計などが飾られている。
奥の方には囲炉裏も切ってある。

おろし一本!一皿500円

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麺は、つなぎに山芋を使ってるせいか、
太くてごつい蕎麦ながら、喉越しはとてもよい。
ダシは醤油ベースに塩が少し入っているような感じで、
噛み応えのある麺との相性もいい。

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20年前に食べた味を思い出した。
あの頃と全く変わらない蕎麦を出し続けているのだ。
四角の小さなお盆に乗せられた6寸もののそば鉢に
おちょこに入った蕎麦湯・・・
そのどれもが変わっていなかったことに
驚いたと同時にうれしくも感じた。

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ここだけがゆっくり時が流れている。

宿布屋
福井県福井市宿布町2-1-1
電話 0776-41-1977
営業時間 11:00〜18:00
定休日 不定休


ラベル:福井市 越前そば
posted by たつたつ・たつや at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 麺グルメ・そば編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

20年前のたつやに会った

宿布屋でそばを待っている時、
ふと柱を見ると何冊かの本がかけられていた。

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その中に・・・
えっ!?見覚えのある小冊子が!

古ぼけて変色し、ボロボロになったその本は、
20年前にたつやが作っていたミニコミ誌だったのだ。

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ボロボロなので紙を破らないようにそっと表紙を開いた。
懐かしい思いで、ページをめくると今は亡き宇野重吉氏
投稿してもらったエッセイだった。

そう言えば、怖いもの知らずで、
越前おろしそばのことなら宇野重吉氏だろう、
と思い手紙を書き、お願いし、
快諾された宇野氏が原稿を送ってくださったものだ…

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当時、東京での学生生活を終え、
福井に帰ってきたたつやがハマった食べ物が越前おろしそばだった。
だからそのミニコミ誌の特集記事をそばやの食べ歩きにした。

今になって思えば、数年前に出版した『萬福そば天国ふくい』
の原点はここにあったのだ。
その冊子の中に若かりしたつやが情熱をもって
手掛けていた仕事に出会うことができたのだった。

20年前と変わらぬ蕎麦を出す蕎麦屋の柱に、
20年間もずっとかけられていた2冊のミニコミ誌。
色褪せ変色し縁がボロボロになって、
たつやを待っていてくれていた。

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ありがとう、二十年前のたつや。
あの頃の情熱をずっと忘れていました。

原点に帰って仕事をしよう!

そんなことを教えてくれた宿布屋さんでした。
posted by たつたつ・たつや at 00:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 麺グルメ・そば編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

若手のそばや

福井には昔ながらのそばやさんはたくさんあるが、
跡取りがいなくて、今の店主がそばを打てなくなると
必然的に廃業、ということになってしまう店も少なくない。

武生の老舗だった『うるしや』さんも閉店を余儀なくされた。
他にも、今のうちに食べておかないと、
店がなくなっていたということも、実際あるわけだ。

そんな中で、息子さんが跡を継ぐ店もある。
たつやのお気に入りの店のひとつ『やっこ城東店』
若手の息子さんが、毎日美味しいそばを打つ。

年明けして5日の初日に、鴨せいろ目当てに出かけた。
相変わらず旨い!

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その帰りに、息子さんがちょうど、そばを打ち始めたので、
しばらく眺めることにした。
3kg玉を軽々と扱い、手際よくそばを延ばしている。
見とれていると、こっちに気がついた彼が軽く会釈を。
聞くところによれば、年末の年越しそばは一日に50kg近く打ったとか。
たくさん打つことに慣れたとはいえ、さすがに疲れたらしい。

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そのうち、延ばしたそばをきれいに畳んで、包丁で切り始めた。
この店では、そばの注文を取るとき、細麺か太麺か聞いてくる。
毎日2種類の麺を打つのだ。

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初めは太麺を切っている。
リズミカルに心地よい音を響かせながら。
二回目は細麺に。
しかしながら、さっきの細麺とまったく同じリズム。
それなのに、全然違う麺が出来てくる。
あっという間に、芸術的な太さの揃ったそばが出来る。

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見ていても気持ちがいい!

この店なら、あと50年は美味しいそばを食べられるだろう。

やっこ城東店の山口さん
福井のそば界の若手のホープだ!

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手打ちそば処 やっこ城東店
福井県福井市城東1-4-18 
0776-22-3472
ラベル:福井市 越前そば
posted by たつたつ・たつや at 20:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 麺グルメ・そば編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

たかさと庵

「たかさと庵というそばやが出来たよ〜」
という情報がそば友のかんちゃんから入った。

最近、新しいそばやさんが開店することは
十年前に比べれば多いような気もする。
脱サラの中年の人が始めるパターンもあれば、
若い人がビジネスとして店を開く場合もあるようだ。
この店は、商売をしながらそばやを開店したらしい。
開業は昨年の11月

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メニューはおろしそば、辛味おろしそば、
とろろそば、ざるそば、温玉そば。

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おろしそばの特徴は、一人前が二皿で出てくること。
普通の店の大盛り分に相当する量だ。
外二(そば粉10に対してつなぎの小麦粉を2入れて打つそば)
の腰のあるやや太めの麺は、口の中でも存在感は大きい。
やや甘目の昆布だしはすっきりして、
それだけでも飲めるような濃さだ。

たつやはこういう田舎そばも好みわーい(嬉しい顔)ハートたち(複数ハート)

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店内は十人も入れば満席になるような空間で
店主が自ら改装して作ったらしい。

店をまったくの一人で切り盛りするため、
お茶や水はセルフサービス
蕎麦もカウンターから受け取る仕組みだ。

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決して立派な店とは言えないが、
応援したくなるお店だ。

この日食べたおろし大盛りと辛味おろしそばは
4皿分あった訳で、大食いのたつやも大満足・やや満腹でした。
(ご一緒したかんちゃんも西郷どんもお腹いっぱーいと言ってました)

たかさと庵
福井県鯖江市鳥羽2丁目2-32-3
TEL 0778-52-3628
営業時間・午前11時〜午後2時 午後4時半〜午後8時
水曜日定休

※場所は福井市から旧8号線を鯖江方面へ、
ワイプラザの二股を左(まっすぐ)
右手に福サイという会社が見えたら、左折。
二件目の左手にありますよ。
ラベル:鯖江市 越前そば
posted by たつたつ・たつや at 21:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 麺グルメ・そば編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月12日

雪化粧

北陸の冬は雪が降ると、あっという間に白い世界になってしまう。
車で出かけても、モノクロームの世界だし、
まるで水墨画のような風景は、あまり好きではなかった。

だけど、ブログを始めたことで、
写真を復活し、いつもカメラを持ち歩くことで、
冬の景色も悪くないと思うようになった。

特に降り始めのうっすらと雪化粧した山は美しい。

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もちろん、夏のように、カメラ片手に、
一日中外をブラブラとはいかないが・・・

endブログランキング、さてたつやは今、何位でしょう?
気になる方、面白かったという方が左手のブログランキングを
たま〜には、クイックしてみてくださいませ。

あまり順位を気にしてませんが、やっぱり上位にある方が
嬉しいというのは本音です^^;


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fuyunomiyama1.jpg

撮影は旧美山町です。
福井の冬は風があまり強くないのはいいことですね。

ラベル:ブログ 自然
posted by たつたつ・たつや at 08:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 自然や風景のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビクター犬 ニッパー

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20代後半から30代後半にかけて通った骨董屋があった。
大きな繊維倉庫のような木造の建物の中には、
ものすごい量のアンティークやガラクタが置いてあって、
ちょっとした宝探しができるような店だった。

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旧武生市内にあったその店の名は『ビーナス』といった。
蓄音機や、SPレコードの豊富さは、かなりのものだった。

その頃、たつやは結婚10周年で、スイートテンダイヤモンドぴかぴか(新しい)の代わりに、
ビクトーラ(ビクターの前身)の蓄音機を買った。
古いテネシーワルツなどは、レコードが擦り切れるくらい聴いたものだ。

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その蓄音機の蓋の裏にこんな絵が入っていた。

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ラッパの音に耳を傾けるかわいい犬。
これがビクター犬のニッパーというキャラクターだということを
その店の親父さんから教えてもらった。

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その時に、こんなものもあるよ〜
と見せてくれたのが陶器製のニッパーだ。
ひと目で気に入り、連れて帰った。
以来、一年に一〜二匹増えていって、
今では、大家族になってしまった。

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なんともいえない首の傾け具合、
垂れた耳、白黒の模様、座り具合など
ずっと見ていても飽きることはないから不思議だ。

残念ながら、そのビーナスという店も、店の親父さんも今はいない。
だけど、ビーナスからうちに連れて帰ったモノは思い出と共に残っている。

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※ビクター犬、ニッパーの由来

西暦1889年、英国の画家フランシス・バラウドによって描かれた。
バラウドの兄は「ニッパー」という賢いフォックステリヤを可愛がっていたが、
お兄さんは、亡くなってしまい、バラウドがニッパーを引き取ることになった。
家にあった蓄音機で、かつて吹き込まれた兄の声のレコードをかけたところ、
そばで、耳を傾け、懐かしい主人の声に聞き入ってるニッパーの姿に心をうたれ、
バラウドは、この姿を描いた。
そして、その名画をビクターが商標とした。
posted by たつたつ・たつや at 23:04| Comment(4) | TrackBack(0) | アンティーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月13日

オーダー玄関収納

昨年末に完成したお客様のおうちのキッチンを
作らせていただいたのはブログでも紹介したが、
一緒に玄関収納(簡単に言えば下駄箱)もオーダーを受け、
パイン材でキッチンと同じテイストのカントリー風に製作した。

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男の子が3人というファミリーなので、
大きめの下駄箱にし、傘を吊るせるようにデザインした。
ちょうど、玄関とタタキの段差を利用した設計なので、
濡れた傘でも吊るしておける。

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納品は大晦日という慌しい中でした^^;
年内の約束を何とか守れて良かったです。
とっても喜んでいただき、たつやも幸せ気分ハートたち(複数ハート)
posted by たつたつ・たつや at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | モノ作り・家具他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月14日

韓国家庭料理『我が家』その2

ソウルのミョンドンという繁華街をウィンドショッピング
していた時に、道を聞かれたことがある。
大邸という街でも聞かれた。

それ以来、僕には韓国人の血が流れているのではないかと思っている。
もっとも福井県は昔、大陸との玄関口だったから少なからず、
いろんな血が混じっているのではないかとは思うが。

そう言えば、韓国料理が好きだ
最近は焼肉がメインの店の他に、
韓国の家庭料理を出す店が増えた。

まぁ、それだけ韓国料理が認知され普及したのだと思う。

さて、そば友でもあるかんちゃんは、下手な韓国人よりも韓国に詳しい。
ハングルもしっかりマスターしているし、
食べ物については、めちゃめちゃ詳しい。

そんなかんちゃんが韓国の鍋の中では最高!
と絶賛していたのがカムジャタン(じゃがいも鍋)

たつやはその音の響きだけで、もう虜になってしまった。
そして一年程前に、ついにそのカムジャタン
食べさせてくれる店を発見したのだった。

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以前のブログ参照
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/20597067.html

それがココ!韓国家庭料理「我が家」
また、行っちゃいました手(チョキ)

一階はカウンターと奥に小さな座敷です。

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また、カムジャタンだけでなく、他のメニューも旨いんです。
ここは五人以上で行くことをオススメします。


お代わり可能ですよ〜 キムチがまた旨い!

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これが噂のカムジャタン 小3000円 大5000円

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石焼ビビンバ

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テッチャンチゲ(ホルモンチゲ)お勧めです!

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さくさく海鮮チジミ

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こんな感じの場所で食べるんです、まさに我が家。
座布団が韓国色ですよ〜

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我が家
福井県敦賀市清水町1-18-13
電話 0770-25-1379
(但し、おかあさんが電話に出たら、韓国語しか通じない^^;)
営業時間 17:00〜翌4:00  定休日 第1・3月曜




posted by たつたつ・たつや at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 店グルメ・和食・アジア他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

オーダー学習机

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もう2年前のことですが、
今度入学する娘さんの学習机をオリジナルで作って欲しいという
お客様がふたりカンパネルラにいらっしゃいました。

おかあさん同士が友人で、子どもさん同士も友達。
市販されているキャラクターの机や
プラスチック部品を使った机では・・・ふらふら
という価値観も同じだったみたいです。

大体のご要望と納期をお聞きし、
デザインと見積もりを作りました。

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同じ机を2セット作ったのですが、最終仕上げの前に、
入学前のMちゃんYちゃんに店に来てもらい、
プルノブの色や形、ハート型に切り抜いた扉に当てる布を
選んでもらいました。

机の上の引き出し付きのシェルフには、焼きゴテで、
それぞれの名前を
、椅子にはそれぞれのイニシャルを切り抜きました。

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まだ製作途中だったのですが、
ふたりの子どもさんが、机の周りを「わーいわーい」ハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)
と言いながら、飛び跳ねているのを見て、
更にもっといいものにしようという気持ちになりましたグッド(上向き矢印)

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たつやが作る家具で、誰かが幸せハートたち(複数ハート)な気持ちになってもらえるなら、
作り手側として、こんなに幸せハートたち(複数ハート)なことはありませんわーい(嬉しい顔)

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今年も入学までに1台の学習机と家族が集える座卓をお聞きしています。
冬の間の週末は、工房で過ごす時間が増えそうです。

カンパネルラ 
福井県鯖江市本町2-2-22
藤田ビル2F
0778-52-5515

※お問い合わせは左手上のメールアドレスからどうぞ♪
posted by たつたつ・たつや at 20:57| Comment(3) | TrackBack(0) | モノ作り・家具他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月16日

元祖・柿の種

かなり前のことだが、「柿の種に於ける黄金比
についてのブログはたくさんの人が興味を示してくれた。
(くだらない内容だとは言われましたが・・・^^;)

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/24165708.html

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/24480550.html

そのブログを見たお客様の一人がお土産でくれたのがこれ!

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元祖柿の種(浪花屋製菓)

そう言えば、たつやが子どもの頃、見たデザインがこれだ。
大きなブリキの缶に入っていて、ピーナッツはなく、
子どもには辛い味付けだったから、よく覚えている。

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亀田製菓の柿の種は好きで、時々買うが、
この缶に入っている柿の種はスーパーやコンビニでは
売っていないこともあって、あまり食べる機会がない。

大人になった今、そんなに辛くないように感じたが、
もしかすると、今風にアレンジして
マイルドな味になったのかもしれない。

おかき自体は充分おいしく、満足なのだけど、
ピーナッツとの黄金比を考えられると、ちょっと寂しいようにも思える。

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もっとも、気をつかわれたお客様は
ピーナッツだけの袋も付けてくださいましたがわーい(嬉しい顔)

浪花屋製菓のホームページより

現在の柿の種を最初に作り出したのは、
当社の創業者「故、今井與三郎」でした。
大正8年、創業当初はウルチ米の煎餅作りでしたが、
後に大阪のあられ作りを取り入れ、
モチ米を使ったあられを作るようになりました。
これが社名「浪花屋」の由来です。

当時はすべて手作業で薄くスライスした餅を何枚かに重ね、
小判型の金型で切り抜いて作っていました。
ある日、その金型をうっかり踏み潰してしまい、
元に直らずそのまま使用したら、
歪んだ小判型のあられになってしまいました。

そんなあられを持って商いをしていたところ、
ある主人が「こんな歪んだ小判型はない。形は柿の種に似ている」
といわれ、そのヒントから大正12年「柿の種」が誕生しました。
その後も今井は、日夜製造方法の研究や改良を重ね、
また原料確保に腐心し、みんなに喜んで食べて貰える米菓づくりを
目指して、今日の柿の種の基盤を作り上げました。

柿の種を作り続けて80年、浪花屋の柿の種が
「元祖柿の種」といわれる由縁であります。


ふ〜む、柿の種にもいろんなイワレがあるんですねひらめき
ラベル:柿の種
posted by たつたつ・たつや at 22:20| Comment(3) | TrackBack(0) | グルメその他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月17日

ロスからのメール

久しぶりにアメリカのロサンゼルスにいる
カメラマンの友だちからメールが来た。

「2月に完全帰国します。」

え〜っ!マジ?

鯖江を離れて遠くアメリカでカメラマン、アーティスト
として活躍していた彼が帰ってくる。
もうかれこれ十年前に渡米し、
コネも知り合いもいない外国で
自分自身の感性だけで生きていく彼を尊敬し、憧れていた。

今ではハリウッドの有名な映画監督夫妻と懇意にし、
プライベートな写真集を作ったりCGを制作したりしている。

メールに添付されていた画像があったので開いて見たら、コレ!

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ずぇ〜んぶ監督の個人宅だそうです。
ギョエ〜がく〜(落胆した顔)
作り始めから写真を撮っているらしいが、なんと工期3年らしい…目

アメリカのセレブって想像もつかないような生活なんでしょうね。
だけど、たつやの友だちのカメラマンさんは
ヘシコおろし蕎麦をこよなく愛す好人物なんです。

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帰ってきたら、また一緒にいろんなことをやっていきたいな〜

こんな素敵なふたりがふるさとに帰ってくるのは、
本当にうれしく幸せに思えます!わーい(嬉しい顔)
posted by たつたつ・たつや at 20:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月18日

動くモノ

自動車が好きだった3歳
飛行機や戦車や船のプラモデルが好きだった9歳
蒸気機関車が好きだった10歳
鉄道模型が好きだった13歳
オートバイが好きだった16歳

ちょっとミーハーなところでは、サンダーバード
ウルトラマン謎の円盤UFOなどの番組に出てきた乗り物系

時計が好きだった33歳・・・

たつやの歴史を振り返ってみると、
ひとつの共通点がある。
それは動くモノに惹かれる、ということ。

気がつけば、古道具屋とか蚤の市で、手に取ってるのは、
大抵が動くモノか何かに使う道具。
ただ飾っておくだけのものには、あまり魅力を感じない。

これは動くモノに付いてた動くモノの代表的なモノかも?
旧ソビエトの戦闘機ミグに付いてた機械式のクロノグラフの時計。

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10年ほど前に、ドイツの時計専門のオークションで落札した。
さすが軍事品だけあって、かなり精巧。
機械式(ゼンマイ)だが裏側には、温度を一定にするための
サーモスタット用の端子が付いている。

以前のビクター犬のブログにも書いたが、
武生にあったビーナスというアンティークやで買った電車の部品

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客車のドアに付いてた真鍮製のドアハンドル

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電車の運転席に付いてたスイッチ。
これと同じものをたつやがセルフビルドした工房に、
照明やシーリングファン、換気扇などのスイッチとして使用している。

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万年カレンダー こんなのも全部がメタルで出来ていて好感が持てる。

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だけど、これらを作った名もない人たちが、今の日本を、世界を
支えてきたのだと考えると感慨深い。

古い物には浪漫があると思うんですよね。

そのうち、客車を一輌買って、住んでたりして・・・がく〜(落胆した顔)
posted by たつたつ・たつや at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | アンティーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月19日

ファイアーキングのマグカップ

映画の中でもコーヒーを飲むシーンはたくさん出てくる。
コーヒーはひとりで飲んでも絵になる。
そのカップはマグカップがいい。
できれば、いい女がデッキで本を読みながら、
飲んでるカップは、ファイアーキングジェダイがいい。

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アメリカが高度成長を続けていた1940年代〜60年代。
その真っ只中に、生産されていたのがファイアーキングだ。
1942年に産声をあげ、1976年に幕を下ろした。
その間35年の間に様々なデザインのカップや食器が作られた。

代表的なものが、マグカップだ。
企業広告の入ったものや、いろんな形のものが生産されたが、
ファイアーキングの代名詞といわれるのがコレ
マグカップ・ジェダイDハンドル

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単色でプリントのないシンプルなものだが、独特のデザインと
美しい色が多くのファンを惹きつける。
ジェダイとは、ヒスイ(宝石の一種で薄いエメラルド色)を意味している。
また持ち手がアルファベットのDに似ているためDハンドルと呼ばれる。
もっともベーシックなモデル。

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最近アメリカの友人から送ってもらって、
毎日、このカップでコーヒーを飲んでいる。

一際、美味しく感じるのは、気のせいだろうか。
posted by たつたつ・たつや at 23:29| Comment(6) | TrackBack(0) | アンティーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月21日

カレー屋?始めるの

カレーを作るのは、好きです!(勿論食べるのも)^^

この季節は薪ストーブの上で、しっかりダシを取った
スープストックがたくさんあるので、
それを使って作ります。

ただ、小さい鍋に数人分のカレーを作ることは、
多分できません・・・というのは、
いつも、ん十人分とか下手すると百皿分くらい作ってしまうのです。

考えてみると、子どもたちと一緒に自然体験をする
みらい塾というグループでも、いつもたつやはカレーのシェフでした。
当然のように、百皿分を作っていたからなのかもしれません。

今回もやっぱり大量に作ってしまいました。しかも夜中に・・・

ブログを見ている友人から作り方を教えてくれ〜!と言われ、
今回は写真付きで、紹介しようと思います。
参考にされる方はこの量の五分の一くらいでもいいかな〜?

え〜、いったいいくつタマネギを使うの???
今回は12個使いました。いつも適当です^^;

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にんにくです。細かく切ってタマネギと一緒に炒めます。

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カレーには、定番のジャガイモ、ニンジン、豚肉を入れますよん。

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タマネギを炒めます。
この中華鍋は直径60cm、ホームセンターの処分品で1000円

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焦げないように、キツネ色になるまで炒めます。
これだけの量だと40分くらいかかりました。

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これが、魔法のスープ!四日間ストーブの上で取りました。
これがない場合は、インスタントのコンソメスープで代用します。

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炒めたタマネギにスープストックを加え、トロトロになるまで煮込みます。

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ニンジンを炒め、スープを加え、トマト缶を入れ、しばらく煮込みます。

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ジャガイモも炒めて、スープで。

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お肉は塩、胡椒をして炒めます。

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ワインを入れて!

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ヨーグルトを入れると味がまろやかになるので、カレーに入れますが、
ミキサーで細かくしないと、カレーの中でダマになってしまいます。
よく混ざるように、りんごをすりおろしたもの、
缶に残っていたトマト、それにスープを加えました。

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上記のものを全て寸胴に入れ、ロリエを加え2時間ほど煮込みます。

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仕上げは市販のルーですが、家にあったものや、違う種類のカレールーや、
カレー粉、ガラムマサラ、マンゴチャツネなどを用意しました。

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男の料理は手間暇を惜しまない!と決めているので、
ルーは全部包丁で切って細かくして、混ぜ混ぜします。

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仕上げに香川のうどん用の醤油、板チョコ、インスタントコーヒー
蜂蜜を加え、出来上がりです!
自分で言うのもなんですが、めちゃんこ旨いっす!
いろんな味が隠れた複雑怪奇?な贅沢カレーだと自負しています。

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半分はすぐ食べるように、後半分は冷蔵庫に5日間くらい寝かしてから用
と冷凍保存用に分けました。

知り合いからは、ついにたつやがカレーやを開くらしい・・・がく〜(落胆した顔)

ハイ!明日から期間限定で食べられるかも〜?いらっしゃいませ!わーい(嬉しい顔)







posted by たつたつ・たつや at 21:00| Comment(5) | TrackBack(0) | クッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

春よ来い♪

今年は暖冬という予想は今のところ当たっているみたいですね。
今週末はスキーに行くのですが、スキー場も雪雪不足みたい・・・。
ま、雪のあるところに出かけるのでいいのですが。

デジカメの写真の整理をしていたら、昨年の桜の写真がたくさんありました。
とっても季節はずれなのですが、たまにはいいかな〜!?

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ここ数年、桜の季節はカメラ片手に出かけています。
今回は、日本の名桜100選にも選ばれている足羽川沿いの桜並木です。

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桜の花を上から見ることはあまりありません。
福井市内の友人のマンションの屋上に上がらせていただき撮影しました・

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南側の堤防沿いは、桜のトンネルになります。

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仲良し高校生がふたり自転車で桜の並木道に入ってきます。

「今日は、帰り道に足羽川の堤防を通って帰ろせ〜」
「ほやほや、ほれはいいわ〜。屋台のたこ焼きでも食って帰ろ!」

2006.4.12 福井県福井市足羽川堤防の桜並木

春はいいです。
冬もいいけど春はもっといいです。
早く来い来い桜の季節♪

ラベル:ブログ
posted by たつたつ・たつや at 22:19| Comment(3) | TrackBack(0) | 自然や風景のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

すいこう

福井警察署のすぐ前に「すいこう」というそばやがある。

池田町のそばを出す店として営業している。
池田の水車でそばを打っているご主人がここでもそばを打つ。
70を超えた今でも、毎日池田町と福井市を往復して頑張っている。

すいこうのおろしそば 
田舎でおばあちゃんが打っていたそのままの味をかたくなに守っている。
やや幅広麺で、適度に腰があってのど越しも良く、
池田町の水を使って取ったダシは昆布とかつおがきいたやさしい薄めの味つけ。

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あゆそばというメニュー
いったいどんなそばだろうと思ってオーダーしたら、鮎の甘露煮が
一匹デンと乗っていました。

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珍しいそばだと思ったのか、小学生が携帯でパチリカメラ

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この店でしか食べられない「べったん」というもの。
そばを打つ段階で、延ばした後、細く切らずに、こんな形に切って茹でる。
醤油と薬味でいただく。
このメニューを楽しみに通う常連客もいるとか。

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すいこう
福井県福井市御幸4-10-1
TEL0776-21-5556
営業時間:11:00〜18:30(土日、祝日19:00まで)
定休日:なし(ご確認を

ラベル:福井市 越前そば
posted by たつたつ・たつや at 23:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 麺グルメ・そば編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

ブレッドボックス

お客様からオーダーで受けていたキッチンが終わって、
ホッとしていたら、あっという間に時間が過ぎていって、
一月もあと一週間になってしまった。

春先には学習机と、大きな引き出し付きの座卓を作る予定だけど、
その前にしなくちゃならない小物がある。

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以前に作った、ブレッドボックスがなくなってしまい、
それらの注文をかなり前にお聞きしていたが、
なかなか手をつけられる状況ではなかった。

これは、もともとパンを入れるものだが、
キッチンの細々したものや、調味料などを入れるのに便利。

カントリー調に作ってみたり、フレンチ風に作ったりして、
基本構造は同じにして、蓋の部分のみ、遊んでいる。

糸のこで、ガラスをはめる部分を切り抜きます。

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ひとつはハートを真ん中に切り抜き、
左右にメキシコタイルをはめ込む溝を掘りました。

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裏側からガラスをはめるので、深さ2mmの溝をトリマーで削ります。

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仮組みをして完成形が見えてきました。
これに色を塗って、金具、ガラス、取っ手などを付け完成。

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こういう小物は、1台ではなく、いつも数台作ってしまうんです。
posted by たつたつ・たつや at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | モノ作り・家具他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

萬慶寺(ばんけいじ)

2000年に鯖江の国際交流委員としてイタリアからやってきたモニカ
日本語はほぼ完璧に話すし、たつやと似た感性の持ち主だったから、
すぐに友達になった。

一緒にそばや巡りをしたり、渋い温泉に行ったり、
料理を教えてもらったり。

結局、鯖江にいた期間はわずかに一年だったけど、
濃い付き合いができたと思っている。
その後彼女は東京で2年間仕事をし、帰国した。

ここ数年はそれこそ一年に一、二回のメール交換するくらいの
付き合いになってしまった。
そんな彼女から久しぶりにメールをもらった。
『今月末に日本に友達と一緒に遊びにいくかも?行ったら泊めてもらえる?』

そして5年ぶりに彼女と再会した。
ずいぶん会っていないのに、そんなブランクがあったように感じない。

数日うちに泊まり県内をいろいろ散策して楽しんでいる。

たつやも、ごく近所にある萬慶寺を案内した。

ここだけの話、ここの住職さんはたつやが高校生の頃の指導部の先生。
しかも、試験を抜け出して、タバコを吸ってるところを見つかり、
5日間の停学になった時の担当の先生だ・・・。


ちょっぴりドキドキしながら、ベルを押すと、
ちょっと怪訝な顔をして住職さんが出て来られた。

「○○高校でお世話になった陰陽師たつやです」

「それはそれはようこそ!」と急ににこやかな顔になられた。

懇切丁寧に説明してくださる久我住職とモニカとエマちゃんバッド(下向き矢印)

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このお寺の本堂の天井には、すごい絵があるのだ。(鯖江市の指定文化財
それらがこれ!風神

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周りに太鼓を持ってる雷神 

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雷神アップ

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龍神

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この絵を描いたのが鯖江7代目藩主の間部詮勝(まなべあきかつ)公。
1846年に書かれたという記録が平成8年の修復に寄って発見された。
中国で作られた竹紙を使って描かれている。


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古くから天災は、これらの神様による人々への警鐘だったようだ。
今、まさに人間による地球温暖化の異常気象は、天からの警告にも思えた。

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モニカは今、ベネツィアで観光ガイドをしていている。
少し前に、案内した日本人のグループの中に福井県の人がいて、
どこですか?と聞いたら鯖江!
なんとその人は、この住職さんの息子さんだったのだ。

ええええ!?世界は狭い!

そんな縁もあって、先生は快く私たちを迎えてくれたのでしたわーい(嬉しい顔)

萬慶寺
曹洞宗大本山永平寺の直末寺で鯖江藩主、間部公の菩提寺。
7代藩主間部詮勝(まなべあきかつ)の筆による天井墨絵
「風神」・「龍神」・「雷神」は有名で指定文化財にもなっている。

鯖江市深江町6-14  (0778)51-0481 見学は要予約
ラベル:鯖江市 神社仏閣
posted by たつたつ・たつや at 23:57| Comment(8) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

青春プレイバックPARTUスキーツアー

金曜日の夜からスキーに行ってきました。

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スキーを始めたのは23歳。
しかもデビューは八方
男ばっかりでメンバーは滑りたい盛りの中級だったから
たつやには目もくれず、誰も教えてくれることはなく、
人生で最も惨めな一日だったことははっきり覚えている。
初日は多分300以上の人に
ごめんなさいもうやだ〜(悲しい顔)、すいませんふらふらと謝ってばかりいた。

だけど、少しづつ滑れるようになり、
10年位はシーズンに2、3回はスキーに行っていた。
その内、寒い冬にわざわざ雪の多い寒い場所に行くことが億劫になり、
スキーとは縁遠くなってしまった。

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そして数年前に7年振りにスキー復活!手(チョキ)

昨年からは泊まりがけのスキーツアーも自主企画。
その名も「青春プレイバックPARTUスキーツアー
大人の修学旅行みたいなもんだわーい(嬉しい顔)

行き先は栂池
去年行って、とても気に入ったこともあって宿泊先も松葉山荘に決めた。

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この子が迎えてくれる。
なぜか朝一はお話するんだよね〜。


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ここは、何といってもリーズナブル!
前泊+朝食+夕食+宿泊+朝食+チェックアウト延長で、
な、なんと9450円。


しかも食事のレベルは高い!
気をてらった食事ではないが、
一品一品ちゃんと作られていて、美味しく健康的なメニュー。
味噌汁も、きちんと煮干と昆布で取ってあるし、
品数もボリュームもあって、逆に(こんな料金では)申し訳ない気がする。

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今回のレンタカーは10人乗りの4WDデラックスタイプ。
ナビ・テレビ・DVD・ETC付き、室内はマイクロバス並みの広さと
スキーや荷物を積むのに、十分なラゲッジスペースと申し分ない。


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メンバーはたつやと同い年の人を中心に30代と40代の8人。

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とっても楽しく有意義な二日間でした
いい仲間に恵まれて、幸せです!
皆さん、ありがとね〜

ラベル:長野県 スキー
posted by たつたつ・たつや at 21:34| Comment(4) | TrackBack(0) | たつやの好きなモノ・生き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月30日

寿司榮(すしえい)

スキーツアーの帰りは糸魚川から高速道路に乗った。
ちょうど通勤時間帯でETCカードで100km以内なら
高速料金が半額になることもあって、
富山インターで降りて、食事をすることにした。

目的は富山湾で捕れた新鮮な魚のお寿司!
ちょうどブログを始めて2日目にも書いた
『寿司榮総曲輪本店』へ向かった。

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/17106083.html

ここは禁酒・禁煙の店で広々としたL字型のカウンターだけがあって
席数は15人くらい。
純粋にお寿司だけを楽しむ。

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長いカウンターの前に、やはり長いガラスのネタケースがあって、
新鮮な魚介類がズラリと並ぶ。
特にこの冬の時期はたくさんの種類が
ところ狭しとガラスケースに入っている。
カウンターの前には、水がチョロチョロと出ていて、
ここで手を洗って寿司をつまむ。

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たつやたちのグループは8人だったが、
ちょうど十席分が空いていて、すぐに座ることが出来た。

以前来たときはランチメニューからチョイスしたが、
今回はお好みで?と思ったが、
夜メニューにもおまかせ握りがあって、
全員同じもの(一番リーズナブルな3150円コース)に決めた。

カウンターの寿司やに慣れていないから助かりました^_^;

ガリと漬物が…もうこれだけで旨いんです。
何の漬物か聞いたらメロンなんだそうです。


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いきなり来ました。中トロとヤリイカ!
イカはすぐにいただきましたが、
中トロはしばらく飾っておきました。

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生タコです。あま〜い。

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甘エビ、カンパチ、バイ貝の握り三連発!

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軍艦三連発!ウニ、富山湾名物白えび、イクラ。
もう言うことありましぇん。涙もんです(T_T)


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何これ〜!と感嘆の言葉が皆の口から出た焼き穴子
あたたかいうちにどーぞ!絶品です。

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アサリの味噌汁がついて、全11品(寿司10品)
3150円は超納得の料金でした。

足りないかな〜と思っていたけど、全てが美味しくて、充分でした。
メンバーもスキーツアーの最後に
こんなに美味しい食事が出来たとめちゃめちゃ喜んでいました。


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暖かい地方から送られた?本物の桜をめでながらのお寿司は
日本人に生まれて幸せ〜を実感しましたわーい(嬉しい顔)
ハートたち(複数ハート)

寿司榮・総曲輪本店(そうがわほんてん)
富山県富山市総曲輪2-8-22
076-421-7035
posted by たつたつ・たつや at 21:57| Comment(10) | TrackBack(0) | 店グルメ・和食・アジア他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月31日

去年のスキーツアー

今年の青春プレイバックパートUスキーツアーは、
最高級のレンタカーを借りました。
なぜかと言えば、こんな悲劇があったんです。

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昨年のスキーツアーは、一昨年11月末に行われた
たつや主催のそば会の席で、そのスタートを切った。

お酒で盛り上がったこともあって、
その中の数人によって案が上がり、ツアーが決定した。

3回に渡る鯖江のモスバーガーミーティングの後に、参加者13.4人が決定し、
バスのチャーターかレンタカーかを悩んでいた。
しかし次々とキャンセルが相次ぎ、ついにメインメンバーのSさんファミリーまでが
ご不幸に見舞われてしまい、結局参加者は6人となり、レンタカーに決定した。

大寒波が来ている日本海側は特に冷え込みが厳しく、
糸魚川から白馬峠を登る道は吹雪に見舞われ、視界も悪かった。
道路沿いにある温度計は氷点下6度を指している。

白馬大池の駅を右折。
栂池まで後10分か15分というところで異常が起きた。
レンタカーはトヨタのハイエースのロング。
後輪駆動の為、雪道には最悪。

曲がりながら登りが続く道には新雪が30〜40cmほど積もっていて、
右カーブの途中でスリップして止まってしまった。
新雪の深いところを避けて走っていたこともあって、車は道路の真ん中。
後続車に道を譲るために車を反対車線の方にバックで停めた。 

坂を上がろうにも、タイヤはむなしく空転するばかり。
なんとか脱出を試みたが、このままでは無理と判断し車を止める。
その間、強い雪はしんしんと降り続いている。

K氏が「俺が代わっちゃる!」

ブーーーンブーーン キューーーン ブンブーーーーン 
キュルルーーーーン ゴトッ

・・・・結局、リアタイヤが溝にはまってしまい、
最悪の状態になってしまった。

時間は午前0時30分

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とにかく、トラブルが発生したことには変わらないから、
今はいかにこの問題を解決するかどうか考える必要があった。

もはや人力での脱出は不可能だから、
(スコップで雪を取り除いたりしたり、四駆の車に引っ張ってもらったが×)
方法はふたつしか思い浮かばなかった。
ひとつは大型の重機が来るのを待って車を引き上げてもらう、
もうひとつはクルマの専門業者に依頼すること。 

しかし、このまま何時間も氷点下の車の中で待つことは危険だし、
とにかく不安を隠せない女性陣の安全確保のために、
宿泊予定の宿に無理をお願いして、迎えに来てもらうことにした。

しかし宿には軽トラしかないとのことだった・・・
そんなことは言ってられない。
結局、雪が降りしきる中をYちゃんが助手席、
Aさん、Kさんは雪がたっぷり積もった荷台に乗って宿に向かった。
荷台のふたりはなぜか満面の笑みを浮かべている。
(後日、あの時はめっちゃワクワクしてたと言ってた)

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車に残ったたつやたち3人は不確実な重機を待つより、
専門業者に依頼する方法を選んだ。
しかしながら他にもトラブルが続出し
午前4時過ぎでないと来れないとのことだった。

しばらくはエンジンをかけていたが、長期戦も覚悟して、
また一酸化炭素中毒の可能性もあったため、キーをオフに。
ウエアを着込んで、少しでも睡眠をとろうと目を閉じた。

しばらくすると遠くから大型のエンジンらしき音が聞こえてきた。
そのうち上の方の雪の壁に黄色い回転灯が反射するようになった。 

たつやは、慌ててパーキングランプを点け、車から降りた。
今までに見たことがないくらいの大型の重機(除雪車)が降りてきた。

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乗っていた親父さんが「どうした、動けねえのか?」と聞いた。
「はい」
「おう、ちょっとまってろ、今引っ張ってやっからよ」
ワイヤーを掛けて、引っ張られると、ロングのハイエースがおもちゃのようにすっと動いた。

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勾配が緩やかになる場所までずっと牽引してもらい、
なんとか栂池の宿に到着することができた。

親父さんにビールとつまみをビニールの袋に入れ、手渡した。
これはあとで聞いたことだが、昨年は積雪がひどく、
スタックする車が多かったため、
重機が引っ張ってくれることは役場から禁止令が出ていたらしい。

宿に到着したのは午前2時半だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

というようなアクシデントがあったんですよ
今年は心配を他所に、ゲレンデ付近まで道路には雪はありませんでした。
だけど、備えあれば憂いなし!
快適な運転、最高の室内、申し分ないクルマでしたよ。



ラベル:長野県 スキー
posted by たつたつ・たつや at 20:33| Comment(2) | TrackBack(0) | たつやの好きなモノ・生き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする