時折ありがたい話があったりする。
他人にはいらない粗大ゴミでもたつやにとっては宝ものだったり、
欲しいと思うアンティーク品がかなり安く買えたりする。
もちろんそうでない場合もあるが。
(○○を買ってくれないか?といらないものを
売りつけようとされることも・・・)
最近、ある方からアンティークの時計を預かった。
この場合は嬉しい出来事。それがこれ。


マリンクロノメーター。
船舶用に作られた時計で、旧ソ連製。
大きな軍艦についていたものだから、かなりの貴重なモノだ。


マホガニー製の外箱と中箱からしても、
いかに大切にされていたかが伺い知れる。
年代は1940〜1950年頃の製造。
機械はスプリングデテントクロノメーター脱進機 鎖引機械
パラジュウム提灯ヒゲ使用している。
誤差は2〜4秒/日で、非常に精度の高い時計だ。

旧ソ連では1930年頃からスイスのユリスナルダンの
マリンクロノメーターのキャリヴァーをモデルに製作を始め、
第二次世界大戦を期にマリンクロノメーターの需要が増え増産を重ねた。
しばらくはカンパネルラにて展示している。
興味のある方は、ご一報を。