2006年11月03日

小さい秋 見つけた

柘榴・・・(ざくろ)

悪ガキだったたつやは、小学校から家までの間、まっすぐ帰ることは皆無だった。
今、考えたら立派な犯罪だが(当時でも犯罪かぁ・・・
よそ様の家の庭になっていた果実をよく黙っていただいた。

のんびりした時代だったので、見つかっても、ちょっと怒られる程度。
たつや自身も、これくらいいいんでないんけ?と思っていたことも事実。

密かに学校周辺のどこの家に、どんな食べ物があるかの地図を作っていた。
栗、イチジク、柘榴、ナツメ、ビワ、柿・・・
そのどれもが、9月〜11月に集中していたので、
その時期がくるのを心待ちにしていた。

どこの家にどんな栗の木が・・・どうやってブッロク塀をよじ登ったか・・・
ということは不思議と今でもはっきり覚えている。

zakuro.jpg

武生のそばやさんの帰り、立派な柘榴の木を見つけて車を停めた。
そこにいたおばちゃんに聞いたら、この木は100年以上経つらしい。

口に含んで、種の回りにわずかについた赤い実の果汁を吸って
その後、種を一気に吐き出した時の快感を思い出した。


zakuro1.jpg

柘榴色、形、味、香り、食感、触感、
人間の思い出は、本当に五感とともに残っている。

zakuro up.jpg

最近は柘榴も見なくなりましたね。
posted by たつたつ・たつや at 07:48| Comment(6) | TrackBack(0) | 自然や風景のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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