2日間の休みがあると、どちらか一日はどこかへ出かけたくなる。
お天気もイマイチで、遠くへ行くことはやめ、
とりあえず蕎麦屋のスタンプラリーの店がある福井方面に向かった。
いつもは三国方面に行くのに、大きな道を選んで行くのだが、
目的がある訳でもないから、わざと小さな集落の中を抜けていくような
細い道を走ることにした。
今までの経験上、そういう道沿いに
物凄い旧家を見つけたり、
無名の神社やお寺が立派だったり、
昭和の匂いのする菓子店に出くわす。
旧春江町の田んぼの中にあった数十軒の集落の細い道を走っていたら、
大きな家の玄関脇にこんなものが置いてあった
なんだぁ?瓢箪だ!それもでかい!興味津々のたつやは、カメラを持って、家の奥で作業していたおんちゃんとおばちゃんに
「なにぃ、これすごいの〜、ちょっと写真撮らせてもろていいかぁ?」近くで見せてもらうと本当にでっかい!しかもメチャメチャ重い。
これがあの軽いひょうたんになるなんて信じられない。
(とは言っても、実際にマジマジと仕上げられたひょうたんを見たことはないが・・・)
おんちゃんはドリルで瓢箪の先っちょに直径15mmほどの穴を開けている。
「ここまでは、誰でもできる!」と言うことはこれから後の作業は、
誰でもできんぞ〜!というプチ自慢か?
その後一ヶ月、水の中に漬け、中の部分を腐らせて空洞にするらしい。
その腐敗した匂いがまたひどいらしく、
「これはぁ、なんともいえんいや〜なカザ(匂いのこと)がするんや。なんちゅうか、アッパ(うん●)臭いカザやの」
どんな風に仕上がるのかという話から、おんちゃんは
座敷にあるから、
上がって見て行け、という。
これも何かの縁だなぁ・・・おばちゃんの案内で中に上がると
なんじゃ〜これ!す、すごーいこれ、全て瓢箪???
後ろに小さく写っている鶴も瓢箪で作ってある。
おばちゃん曰く
「どもならんのぁ、こんなにようけ(たくさん)」だけど、うれしそう!
こんな風に加工して完成されているのもあって、ただただ驚き!
いろんな趣味があるが、これもきっとハマルと面白くてやめられないのだろうなぁ。
下の写真の瓢箪は
知事賞を受賞した作品
カタチが本当に美しい。
見ず知らずの人間を座敷まで上げていただいて、親切にしていただき、
本当にうれしかった、心が温まった。
やっぱり小さな旅だけど止められない。
このブログを見ることはないだろうが、春江のIさん、ありがとうございました
「最近は温暖化かどうかわからんけど、天気が不順や。
今はいい瓢箪ができん。
昔はいい瓢箪がいっぱい採れたんやがのぅ・・・」温暖化の影響はいろんなところで影響を及ぼしているということを
こんなに自然の豊かな地方でも感じてしまいました。
posted by たつたつ・たつや at 10:56|
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旅先にて・福井県内編
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