たつやの鍋好きは、5〜6年前からかなぁ・・・。
冬の暖房に薪ストーブを使うようになってから、
スープ料理が好きになって・・・といった感じだろうか?
安物の鍋はすぐに焦げ付くし、鍋底が薄いと熱伝導が均一でなく、
温度のムラがあるし、第一料理が美味しくない。
調理器具も木工用の電動工具も高いものには高い理由があるし、
それだけの価値があると知ったのは、意外にも最近のことかもしれない。
かれこれ15年程前にとある百貨店でフランスのル・クルーゼ
という鍋を見かけた時に、そのなんともいえない色合いと
カタチのかわいさ、そのバカ重さに
惹かれたが、その値段にもビックリさせられた。
最初に買ったル・クルーゼは閉店セールをしていた雑貨やさんで購入した。
かなりの買い得な価格だったから、試しに、と買った。
それは、きれいな赤の鍋で、キッチンに置いてあるだけでも絵になった。
その日以来、他の鍋はどんどん出番がなくなり、一個、また一個と
その重い鍋は増えていった。
そして、更に美味しく手軽に料理が出来る鍋を見つけた。
見た目は普通だが、カレーが焦げ付くことが皆無といっても
過言ではないくらい・・・安定している。
フィスラーというドイツのブランド。
うちのカレーは必ずこの鍋を使っていて、とても重宝している。
もう、ひとつくらいこのブランドの鍋が欲しいと思っていた。
そして、つい最近、とあるリサイクルショップでその圧力鍋を見つけたのだ!
国産の圧力鍋に混じって、フィスラーっぽい鍋があった。
まさか?と思いながら手に取ると、それは紛れもないフィスラーのマークが
入っていて、裏を確かめるとmade in Germanyの文字が・・・。
どきどきしながら値札を見ると25000円、やっぱりな・・・・
えっ?えっ?え〜〜〜〜〜
こ、これって「ニ、ニセンゴヒャクエンじゃん」
マジで手が震えた
他の鍋をいろいろ見たが、圧力鍋は均一で2500円の値札がついていた。
顔に出しちゃマズイ、と思ってレジでこう言った。
「これ、もう少しまけてくれませんかぁ!?」
「あっ、ちょっと古いしね、500円まけときます」
(や、やったぁあああああぁあああぁ!フィスラー6リットルの圧力鍋が2000円!)
大抵はリサイクルショップでガラクタを買ってくるたつやだが、
この日だけはかみさんに誉められたのであった。
これらの鍋のおかげで、我が家の料理は確実にうまくなったよ〜
(これ、ホント。腕じゃなく本当に鍋で料理の味は確実に変わります!)